首都圏の小売店との商談 時間と費用削減できた【オンライン営業】
- 2020/8/23

奈良県産のゆず、ヒノキを使った入浴剤やせっけんを企画販売するチアフル(奈良県奈良市)は、奈良中央信用公庫の紹介で、城南信用金庫主催のオンライン商談会で首都圏の大手百貨店と商談を行った。これまで、打ち合わせ程度であればオンラインで行うことはあったが、商談では初の試みだった。出張の移動にかかる時間や費用を削減できたのはメリットだが、親近感を育めないストレスはある。オンライン特有のタイムラグにも、まだ慣れていない。
売上の大半を、百貨店や雑貨店に卸す小売業との取引でつくってきた。2月中旬以降、店舗の売り上げが下がるのに合わせて取引量も下がっており、自粛期間が明けてからも、元の水準には戻っていない。メールや電話も活用して、既存顧客のフォローにあたる。「今後もオンライン商談に挑戦していきたい」(松本梓代表)

東京都八王子市在住。ネット黎明期のメディア制作会社などを経て、フリーライターに。オーガニック業界誌、地域情報媒体、旅行ガイドブックなどで執筆。企業SNS投稿代行も行っている。趣味は和太鼓。