展示会、大阪から再開

 
  • 2020/7/31

「メンテナンス・レジリエンスOSAKA」「関西ホテル・レストラン・ショー」開幕

展示会名:第12回 関西ホテル・レストラン・ショー
会期:2020年7月29日(水)~31日(金)
会場:インテックス大阪 6号館A
主催:(一社)日本能率協会、(一社)日本ホテル協会、(一社)日本旅館協会、(一社)国際観光日本レストラン協会、(公社)国際観光施設協会
出展者数・小間数:460社・830小間(同時開催含む)
同時開催:メンテナンス・レジリエンスOSAKA、プラントショーOSAKA、第6回 国際ドローン展、生産システム見える化展、自動化・省人化ロボット展、気象・気候対策ビジネスWEEK 夏 大阪

 インテックス大阪で、「メンテナンス・レジリエンスOSAKA」「関西ホテル・レストラン・ショー」が開幕し、日本の展示会が再開した。3月以降、展示会をはじめとするリアルの場におけるビジネスイベントは、全国的に大半が中止されてきたが、7月以降、小規模のイベントや就職説明会などが再開され、いよいよ大型展示会が動き始めた。会場には、各展示会の出展企業や来場者層に加え、展示会、MICE産業の関係者も多数来場した。新型コロナウイルスとの共生を図るイベントのあり方について模索が始まっている。

▲日本の展示会は、3月以降、4カ月ぶりの再会を大阪で迎えた

新常態に沿った運営始まる

 主催の(一社)日本能率協会は、開催を迎えるまでに会場を使ったリハーサルを繰り返し、大阪観光局が発表したMICE向けガイドラインをベースに、感染症対策を徹底した展示会運営マニュアルを作成した。会場入り口にはサーモカメラが並び、来場者の体温をスタッフがカメラ越しに確認した。夏の会場でもカメラの動作不良が起きないよう、設置場所にも注意が払われた。 

▲会場の入り口にはサーモカメラが設置され、館内に入る全ての人の体温確認を行う

 会場の搬入口は可能な範囲で解放し、エアコンは暑さ対策として搬入日から動かされ、現場スタッフの労働環境にも注意が払われた。セミナー会場の登壇者の演台は、アクリルパネルで覆われ、飛沫の拡散を防止するよう対策がとられた。また、パイプ椅子が並んだセミナー会場もその半分程度を使用禁止として、聴講者が座る間隔を確保した。

 開催直前まで、日本能率協会がもっとも大きな労力を割いたのが、来場者の誘致だ。7月に入り、再び全国的に新規感染者数が増加すると、出展社、来場者として、社員のイベントの参加を見送る企業が相次いだ。「感染症対策を徹底していることを伝え続けた」と富浦渉シニアマネージャーは話し、来場予約数は、会期前日までに5000人程度に達した。「後は、何人来ていただけるかだ」(富浦シニアマネージャー)

▲セミナー会場の様子。登壇者の演台はアクリルパネルで囲われ、聴講者同士の間隔を確保するため、席は使用禁止の椅子も加えて並べられた。消防法の兼ね合いで、椅子同士は固定されている

 イベント運営に関わる多くのスタッフも、これまでとは異なる運営方法を確認する作業に追われた。セミナー会場を取り仕切るディレクターとして会場入りしたアイドゥ(神戸市)の豊川美央さんは、「久しぶりの現場。待ちに待っていた。最後まで無事に開催できるよう、やるべきことをやる」と話した。

人数制限の緩和 8月末まで見送り

 政府は、イベントに関して5月末に発表した人数上限の目安について、8月末まで延長することを、7月22日に発表した。これにより、7月末までとされていた人数の上限5000人、もしくは、施設の収容人数50%までのどちらか少ない方、という上限の目安が継続される。新型コロナウイルスの新規感染者数が再び増加傾向にあることから、全国的な人の移動を伴うイベントの開催は上限の解除が見送られた。また、西村康稔経済再生担当大臣は、感染状況に応じて、緩和の時期を前倒しする可能性についても述べた。

 ライブ、コンサート、スポーツイベントなどの主催者にとっては、チケットを販売できる現在の上限数が継続されることから、売り上げの減少につながる内容となった。展示会については、(一社)日本展示会協会が作成したガイドラインが、同時刻、同会場における人数に対して上限人数を適用することとしており、同時刻に5000人以上が1つの会場に集うものは少ないことから、直接的な影響は少なそうだ。

 ガイドラインに関しては、丁寧な対応を求められることになりそうだ。経済活動の再開に合わせ、3密の回避を徹底しない事業者の行動がさまざまな業種で目立ち始めている。クラスターの発生につながる要因と考える関係者も多く、経済産業省の担当者からは、イベントに関して現地調査の必要性を検討する発言も出ている。


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国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎

2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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