初のオンライン商談は台湾企業【オンライン営業】
- 2020/8/11

価格や販売方法の交渉も容易に
食品製造販売の東商事(秋田県大仙市)は、秋田県産食品の台湾販路拡大を目指す、県の施策を使い初のオンライン商談を行った。台湾の食品輸入会社が、えごま油に興味を持ち、商談に至った。商談の前に商品と見積もりを送付し、当日は日本国内の輸送費削減や、ロット数、台湾での販売方法など、具体的な内容を話し合った。梱包方法においては、ガラス瓶からPET袋へ変更を求められたが、ブランディングの一部であることを伝えた。対面では言いづらいことや価格について、率直な意見交換ができたという。対等な立場で双方が納得できる落としどころを探ることができた。一方、通信状況が不安定だと音声が途切れ、先方の興味を引けないと、一方的な商品説明になってしまうことがデメリットだという。
商材の多くが嗜好品で、空港、駅、土産店での販売が大部分を占めることから、新型コロナの影響で、販売量は激減した。交通費などを削減できるため、また機会があればオンライン商談を実施したい。
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東京都八王子市在住。ネット黎明期のメディア制作会社などを経て、フリーライターに。オーガニック業界誌、地域情報媒体、旅行ガイドブックなどで執筆。企業SNS投稿代行も行っている。趣味は和太鼓。