刃物産業の復権国内外のバイヤーへ周知【自治体の出展戦略】兵庫県小野市

 
  • 2020/7/6

小野商工会議所(兵庫県小野市)
@ 東京インターナショナル・ギフト・ショー

▲「なんとか売り上げを確保して後継者となる職人を育てるのが最終的な目標」と語った竹本敏康さん

 小野商工会議所(兵庫県小野市)は、2019年「東京インターナショナル・ギフト・ショー」に出展し、地域の伝統的特産品である家庭用刃物のアピールを始めた。出展を希望したのは、刃物業界の衰退を危惧した小野市内の刃物メーカーだ。昭和30~40年代に400件あった刃物メーカーは、今4つの会社と個人事業の職人が10人弱になってしまった。製造元の移転が衰退の理由となっており、地元の刃物の組合も解消してしまった。「ものはつくれるが、売るのは商社任せだった。その結果、はさみ、鎌、ノコギリといった国内の刃物市場は海外製に置き換わった。我々が売る努力を怠ったことが、衰退の原因の一つだと考えている」(竹本鎌製作所・竹本敏康さん)

 「東京インターナショナル・ギフト・ショー」では個人事業主を含む?社が出展した。新しい販路を開拓し、直販ルートも広がった。事前に調べてブースを訪れた欧米企業のバイヤーもいた。

 海外バイヤーが関心を示すのははさみだ。剪定ばさみや洋裁ばさみなど、専門性の高いはさみはプロの評価が高い。小野市のはさみは一般製品に比べて割高だが、出展を通じてギフトや贈答用として需要があることが分かった。「商社任せにしていた時に分からなかった情報が、理解できるようになった。海外や直販も含めてさまざまな販路が見えたことは大きな収穫」(竹本敏康さん)


この記事が掲載された、新聞紙面のPDFはコチラ(1頁100円で販売中)会議や資料にご利用ください。


おすすめの記事
贈答品だけではない8つのカテゴリ[口コミ] @東京インターナショナル・ギフト・ショー 秋(西・南展示棟) 前編

国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

関連記事

国内外の展示会を取材する
展示会専門紙
国際イベントニュースとは
私たちが展示会に注目する理由とは...。国際イベントニュースが取材する情報をご紹介します。

◀お知らせ▶
2020年2月から月1回発行
今回どうだった?
出展者に聞いた展示会の口コミ
人が集まるブース特集
記者の目にとまった人が集まるブースを紹介
自治体の出展戦略
自治体が出展!その目的は?
海外展示会挑戦記
海外展示会に挑戦する企業に聞いた
海外展示会レポ
現地記者が海外展示会を取材。海外トレンドをお届けします
イベント人物図鑑
展示会で出会える人を紹介します
国内展示場小間数ランキング

ブース・人材・運営・サポート企業

医療インバウンド
ページ上部へ戻る