装飾は無し集客は笑顔と大きな声【我が社の出展戦略】ネクシィーズ

 
  • 2019/6/10

ネクシィーズ(東京都渋谷区)
@ 東京ケアウィーク、フランチャイズ・ショー

▲2年前から展示会に出展し始めたネクシィーズ(東京都渋谷区)

 ネクシィーズ(東京都渋谷区)の主力事業は、空調、LED、業務用冷蔵庫など投資コストがかかる設備投入に対して、リースで初期投資を抑える提案だ。日々の営業活動で出会えない新規顧客開拓のため、2年前から展示会出展を始めた。元々の顧客に飲食店や宿泊施設が多かったため、昨年は「麺産業展」「フューネラルビジネスフェア」「レジャーホテルフェア」「居酒屋ジャパン」「レジャー&アウトドアEXPO」を選んだ。

 サービスについて知る人も多く、展示会から始まった取引は売り上げ全体の数%にも満たない。だが、今年は「東京ケアウィーク」「フランチャイズ・ショー」など新たな市場での出展も増やしている。若手社員の経験値向上やサービスの認知度向上に効果があるという判断からだ。

 ブース集客で力を入れるのは、来場者に対して明るく元気に笑顔で接すること。参加するスタッフ全員で営業の基本に立ち返る。会場に常駐するスタッフの平均年齢は20代前半だ。ブースは特に造作せず、2小間の基本ブースの前で10人前後のスタッフが大きな声でPRする。それで十分に集客につながるという。「以前はブース装飾をしていたが、スタッフが前面で声を出せばその必要がないとわかった」(松本祥平さん)

▲「スタッフが声を出せば装飾の必要がない」と話す松本祥平さん

 設備導入サービスは、5年間のリース期間が終わるとそのまま自社の設備になる。サービス開始から約5年で4万施設への導入実績があり、半数以上が口コミで広まった。グルメやファッションなどの電子出版事業との二本柱で会社の屋台骨を担う。

 近藤太香巳社長が史上最年少となる37歳で東証一部上場を果たした同社は、インターネット黎明(れいめい)期、ソフトバンクのADSL契約営業で名を成した。強い営業力を生み出す源は、今展示会で養われているようだ。


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国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。
 
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