海外からの仕入れ先を開拓【我が社の出展戦略】神戸物産

 
  • 2019/4/10

神戸物産(兵庫県加古郡)
@ FOODEX JAPAN

▲FOODEX JAPANへの出展は海外展示会を回るよりも効率がいいという神戸物産(兵庫県加古郡)

 「業務スーパー」を全国に822店舗展開する神戸物産(兵庫県加古郡)は5年前から「FOODEX JAPAN」に出展し続けている。出展企業に多い海外食品メーカーの担当者とつながるためだ。展示会を使って、商社や代理店を通さず直接海外メーカーの工場から直輸入するルートを作りあげた。

 店内で扱う商品の2割、およそ1200種類は海外から直輸入した商品だ。そのため、海外の商品仕入れは同社の要になっており、以前は「シアル」(仏)、「アヌーガ」(独)、「モスクワフードショー」(露)など世界中の展示会に足を運び買い付けを行っていた。

 方向転換したのは5年前だ。「営業スタッフが海外展示会を回るより、海外出展者が多い展示会に出展し、来場してもらった方が効率が良いと考えた。出展者も来場者も足を運んでくれ、業務スーパーの存在を知ってもらえるので、非常に有意義だ」(藤田花奈部長)

 「FOODEX」では、各国大使館や領事館の商務部の担当にも出会える。彼らにそれぞれの国の食品メーカーの紹介を依頼すると、良い出会いにつながりやすい。「今日はイギリス大使館の方と会った。ディスカウントストアなので、それに対応してくれそうなメーカーを紹介してほしいと正直に伝えた。こういうケースからつながることも多い」(藤田氏)

 会期中の夜には、出展者100社を招いた食事会を開催する。海外メーカーの担当者とつながりを深めるのが狙いだ。当初はホテルで行っていたが、堅苦しくなるため、今では居酒屋を借り切って行う。

 2000年ごろは約30店舗だったが、食品類のディスカウントストアとしてFC展開してから急速に拡大した。大手スーパーが伸び悩む中でも急成長した裏には、展示会での仕入れ先開拓の貢献も大きかったようだ。


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国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。
 
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