食品と美容現地規制への対応が焦点【海外展示会挑戦記】

 
  • 2019/7/10

オリザ油化(愛知県一宮市)
@ PCHi(中国)、in cosmetics global(仏)、サプライヤーズデイ(米)、in cosmetics Korea(韓国)、in cosmetics Asia(タイ)

展示会 写真 PCHi(中国)、in cosmetics global(仏)、サプライヤーズデイ(米)、in cosmetics Korea(韓国)、in cosmetics Asia(タイ)
▲6~7年前から海外展開を始めたオリザ油化(愛知県一宮市)

 オリザ油化(愛知県一宮市)が海外展開を始めたのは6~7年前。展示会をきっかけに取引先を増やし、現在は年商26億円のうち2割強を海外で売り上げる。食品業界向けが8割、化粧品業界向けが2割だ。

 今年は化粧品分野だけでも、2月に「PCHi」(中国)、4月に「in cosmetics global」(仏)、5月に「サプライヤーズデイ」(米)、6月に「in cosmetics Korea」(韓国)に出展し、11月は「in cosmetics Asia」(タイ)に出展予定だ。現地の代理店と共に出展するケースが多い。取引額はアメリカが最も多く、次いで中国となっている。

 海外の難しさは、各国の規制を踏まえた製品づくりにある。日本の試験で安全性が担保されても、別の国には通用しない。それぞれの国の基準を満たさなければ取引できない。「中国は規制が古くて厳しいが、どの国のメーカーも中国市場を狙っており、開発は中国の規制を意識したものになる。現在、化粧品原料を世界に展開するなら中国は絶対に外せない」(岡部繁直部長)

展示会 写真 PCHi(中国)、in cosmetics global(仏)、サプライヤーズデイ(米)、in cosmetics Korea(韓国)、in cosmetics Asia(タイ)
▲「化粧品原料を世界展開するなら中国は絶対に外せない」と話す岡部繁直部長

 地域に対応した製品づくりも重要だ。乾燥地域の多い欧米では油分が多く含まれるクリームが好まれ、湿度の高いアジアではベトつかないさっぱりとしたタイプが好まれる。中国は広大なため、国土を上下に3分割したうえで、各地域の気候に合った製品づくりが求められる。

 どの海外展示会も英語で商談できるが、中国だけは例外だ。名刺交換もなく中国版LINEのWeChat(ウィーチャット)で情報を交換する。「中国では、現金と名刺はいらない。スマホがあれば支払いも名刺交換も全てが完結する」(岡部さん)


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国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎

2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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