賞味期限調整で海外取引へ【海外バイヤーつかまえた】富士清ほりうち

 
  • 2020/3/27

富士清ほりうち(青森県青森市)
@ “日本の食品”輸出EXPO

▲ 「タイはリンゴを食べる習慣がある。市場のないところに行くよりも、認知度がある国に提案するのが近道。金額はまだ小さいが、取引の実績は自信になる」(張山聡さん)

 菓子の卸と自動販売機の管理をメイン事業とする富士清ほりうち(青森県青森市)は、海外市場を獲得するため、2018年「〝日本の食品〟輸出EXPO」に初出展した。

 リンゴのバームクーヘンが、タイのバイヤーに高級レストランのスイーツとして選ばれ取引が決まった。だが、定番メニューには採用されず、取引金額は?万円に満たなかった。初出展では、賞味期限の問題に直面した。3カ月に設定していたところ、短すぎて取引しづらいという指摘をされた。短めに設定していたが、改めて調べなおしたところ、6カ月間有効だと分かった。また、海外向けに素材を見直し、輸出に制限がかかるマーガリンを別の素材に変更するなど調整をした。

 「賞味期限が半年あれば、アジア圏では問題がないと分かったが、中東や北米は、気候や距離を考慮すると厳しいかもしれない」(張山聡さん)

 海外進出の手応えを得て、19年5月にはタイの食品総合見本市「タイフェックス」に出展した。「〝日本の食品〟輸出EXPO」の出展で知り合ったバンコクの高級ショッピングモール『サイアムパラゴン』のバイヤーと再会し、11月からバームクーヘン、アップルパイ、ベイクドチーズケーキが『サイアムパラゴン』の店頭に並ぶようになった。富裕層向けの高級商材であるため金額面で折り合わないことも多いが、他のタイ企業とも商談が進んでいる。


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国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

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