高度成長期に包装需要が高まった【主催者に聞く】JAPAN PACK

 
  • 2020/3/3

日本包装機械工業会(東京都中央区)
@ JAPAN PACK
10月29日(火)~11月1日(金)@幕張メッセ

▲2年に一度、西暦奇数年に開催される

自動化・省力化への関心高い

 1964年に第1回を開催し、近年は2年に1度の開催で今回が32回目だった。主催は、「FOOMA JAPAN」を主催する日本食品機械工業会の包装機械部門だったが、高度成長期にスーパーや百貨店の台頭で包装需要が爆発的に高まったことから、1967年に日本包装機械工業会として独立した。

 日本包装技術協会が主催する「TOKYO PACK」と毎年交互に開催される。西暦の奇数年に開催されるのが「JAPAN PACK」だ。包装機械が中心の「JAPAN PACK」に対し、「TOKYO PACK」は包装資材が中心だ。だが、どちらも包装業界の総合展として、徐々に相違は小さくなっている。

 今回の会場は、幕張メッセで、2・3ホールを包装材料・印刷・印字関連、東4~6ホールを包装機械・梱包機械・食品加工機械、7・8ホールを計量・充填・物流・ロボティクスに分けた。また、市場に流通するパッケージを対象にした「ジャパン パッケージング コンペティション(JPC)」受賞作品を展示するコーナーを設けた。「競合他社と近づきたくない」という出展企業の声もあるが、来場者が分かりやすい会場区画分けを心掛けている。

▲「加工機械、充填、計量、包装、梱包、出荷に至る一連の技術を見たい来場者が多く、近年はそれらの総合展として運営している」(阿部公拓さん)

 国内の包装機市場は飽和状態だ。4500億円市場のうち、海外比率が10%を超えたのが5年前。包装機械の輸出額は中国向けが最も多く、アメリカ、タイ、インドネシアと続く。近年はフィリピン、ベトナム、インド、アフリカと、東南アジアよりさらに西に市場が広がった。

 業界の課題は人手不足と環境対策だ。人手不足解消のため、自動化や省人化商材が注目を集める。環境対応のハードルは高い。包装には、商品の見栄えを良くするほかに、中身を保護し、消費期限を延ばす役割があるが、環境に配慮しフィルムを薄くすると、バリア性能が落ち消費期限が短かくなる。フードロスも増える。二律背反の要素を抱えているのが包装業界の課題だ。


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国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

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