高速道路の結節点にある工場団地 福島県伊達市【自治体の出展戦略】

 
  • 2020/2/25

伊達市産業部(福島県伊達市)
@ インターネプコンジャパン、CEATEC

▲伊達政宗を主役としたご当地アニメ『政宗ダテニクル』を制作し、ブランディングに採用する

 福島県伊達市は3年前から、市のPRと企業誘致を目的に展示会に出展している。「インターネプコン ジャパン」「CEATEC」には連続での出展を続ける。過去3年間は伊達市単独で出展していたが、今回からは初めて地元の注目企業とともに出展し、産学連携で開発した画像解析によるおいしさの見える化の技術をPRした。展示会以外には毎年1回、企業立地セミナーを開催している。

 福島県では現在、南北に並行して走る常磐自動車道と東北自動車道を東西で結ぶ約45㎞の無料自動車専用道路、東北中央自動車道(相馬福島道路)を建設中だ。すでに福島県から山形県に抜ける東北中央道は2019年の4月に開通したばかりで、相馬福島道路と合わせて東北を横断できる高速道路として期待されている。その中でも伊達市は常磐自動車道と東北中央自動車道が交わる結節点として、今後の発展に注目が集まっている。「伊達市では高速道路の開通に合わせ、2021年に新たな工業団地を作る予定。広くPRする場は展示会くらいしかない。展示会を通じて誘致が決まった例はまだないが、定期的に出展することで来場者の認知につなげたいと考えている」(高橋伸明さん)

▲「相馬港に国内外のクルーズ船を誘致する計画もある」と話した高橋伸明さん

 伊達市に注目を寄せるのは物流関連の企業。ネット通販の市場が拡大するなか、物流会社の間では拠点の場所取り合戦が起こっており、高速道路が縦と横で交わる伊達市は東北地方の中心地として注目が集まっている。月に数件ほど企業立地に関する問い合わせがあるが、やはり物流関連が多い。「東西に高速道路が開通すれば人の流れは変わる。実際、山形から福島のルートが開通したことにより、それぞれが行き来し始めたように。相馬福島道路の開通に向けて、相馬港に国内外のクルーズ船を誘致する計画もある」(高橋さん)

 また、展示会出展で広くPRするのと同時に、伊達政宗を主役としたご当地アニメ『政宗ダテニクル』を制作。観光アニメとして、ラッピング列車の運行や道の駅でのアニメーション上映などを行っており、展示会ブースでは『政宗ダテニクル』特製のクリアファイルで資料を配布した。


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