標準を語るなかれNIPPON【記者の目】
- 2020/3/1

「アドテック東京」の主催者提供セミナーにおける女性講師率は28%だった。前年まで1割に満たず、主催のコムエクスポジアムが3割に引き上げることを目標に講師を選定し、ようやく届いた数字だ。マーケティングやプロモーション業界は女性の活躍が進んでいると思っていたが、イメージと実態にはまだ乖離があった。世界経済フォーラム発表のジェンダー・ギャップ指数で日本は121位。G7中最下位で毎年順位を下げている。今もなお女性にとって働きにくい、特殊な国のままなのだ。