技術の高さを伝えたい【自治体の出展戦略】新潟県三条商工会議所

 
  • 2019/8/10

新潟県三条市
@ 東京ギフト・ショー、国際道工具・作業用品EXPO、インテリアライフスタイル他

展示会 写真 東京ギフト・ショー
▲金属加工や木工、表面処理などに強い中小企業が多く集まる三条市

モノづくり企業をPR

展示会で地域の製造業をPRするために出展する自治体が多い。三条市は隣の燕市と共に金属加工や木工を、東京都足立区は独自に認定する足立ブランドをPRした。

 新潟県三条市はモノづくりのまちだ。三条商工会議所は地元の製造業を盛り上げようと、10年前から「東京ギフト・ショー」「国際道工具・作業用品EXPO」「インテリアライフスタイル」など、大規模展示会に出展する。直近では「国際インテリア&家具EXPO」に3年連続出展。マンネリ化を嫌って2~3年ごとに展示会を変える。「ホテルやセレクトショップなど専門性の高いものを求める人が増えた。海外の輸出入商も多い。体感では半分が外国人」(須藤亮介主任)

 三条市は隣の燕市と共に、金属加工や木工、表面処理など、加工や製造に強い中小企業が集積している。特に有名なのが包丁や作業工具だ。かつては農業が中心だったが、農家が農閑期に稼ぐ手段として神社の建築に使う和くぎを製造したのが始まりだ。個々の企業が力をつけて発展したため、特定企業の城下町とは異なり産業が細分化されていった。

 展示会出展を始めたのはリーマン・ショック以降だ。ホームセンターへ供給していた家具、インテリア製品、雑貨といった主力の地場製品が、海外工場との価格競争で縮小し、地域全体が危機感を持ち始めた。15年ほど前、燕三条をブランド化する動きが起こり、10年前の展示会出展を機に一気に加速した。「量産品は結局、価格競争で負ける。燕三条のブランド価値を高め、高級志向の製品であることをPRしたい。高い技術力を持った企業はたくさんある」(須藤さん)

 5年前から、地元の「燕三条ものづくりメッセ」や「燕三条トレードショー」にも出展し、両国国技館で東京東信用金庫が主催する「ひがしんビジネスフェア」にも出展している。


この記事が掲載された、新聞紙面のPDFはコチラ(1頁100円で販売中)会議や資料にご利用ください。


おすすめ記事
再生エネルギー展示会の出展と地元開催【自治体の出展戦略】福島県商工労働部

国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

関連記事

新聞からの移行プラン
国内外の展示会を取材する
展示会専門紙
国際イベントニュースとは
私たちが展示会に注目する理由とは...。国際イベントニュースが取材する情報をご紹介します。

今回どうだった?
出展者に聞いた展示会の口コミ
人が集まるブース特集
記者の目にとまった人が集まるブースを紹介
自治体の出展戦略
自治体が出展!その目的は?
海外展示会挑戦記
海外展示会に挑戦する企業に聞いた
海外展示会レポ
現地記者が海外展示会を取材。海外トレンドをお届けします
イベント人物図鑑
展示会で出会える人を紹介します
国内展示場小間数ランキング

ブース・人材・運営・サポート企業

医療インバウンド
ページ上部へ戻る