民間、地方自治体担当者との接点【自治体の出展戦略】国土交通省下水道部
- 2020/3/30
国土交通省 下水道部
@ 下水道展

国土交通省下水道部は、下水道に関する革新的な技術実証事業「B-DASHプロジェクト」が始まった2011年から「下水道展」に出展する。同時に、「B-DASHプロジェクト」を説明するキャラバンを、さいたま市、金沢市、大阪市、名古屋市、仙台市、福岡市、高松市、広島市で開催している。
「B-DASHプロジェクト」は、下水道事業における人手不足の解消や、下水道設備の増加に伴う維持・管理の効率化を目指して始まった。自治体や大学と連携する民間企業が、2年の実証実験を経て認証されれば、国交省が普及させるためのガイドラインを策定するものだ。これまで45の技術が開発され、24技術が認証された。道路や河川といったインフラの維持・管理は国土交通省の直轄で、国がガイドラインを策定するが、下水道は自治体の運営にゆだねられている。各自治体が下水道事業を円滑に進められるように、「B-DASHプロジェクト」のPRが行われている。
「政令指定都市では下水道担当を長く務める人も多いが、小さな自治体では担当者が入れ代わりやすいため、B-DASHを知らない人が多い。認知を広げる意味でも展示会出展は重要になってくる。自治体から問い合わせがあったり、メーカーから新しい技術を提案したいという声も届いている」(溝上洋介さん)
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