欧州の自動走行サービスがバルセロナに集まる 都市環境整備の展示会 @Smart City Expo World Congress & Smart Mobility Congress

  • 2020/1/24
Smart City Expo World Congress & Smart Mobility Congress
会期:2019年11月19日(火)21日(木)
会場:Fira de Barcelona(スペイン・バルセロナ)
主催者:Fira Barcelona
出展者数:約950社
来場者数:約2万人
来場者層:一般企業、政府、調査機関、国際機関
出展者層:テクノロジー企業、エンジニアリング企業

日本市場に関心を持つ出展者も

 自動走行などスマートモビリティを含む都市環境整備の展示会「Smart City Expo World Congress&Smart Mobility Congress」には146カ国から来場者が訪れ、政府をはじめ公的機関関係者の参加が多かった。出展者からは「決裁権を持つ来場者が多い」という声も多かった。日本から出展する企業は少ないが、日本市場への参入に関心を示す出展者も複数いた。

自治体関係者が来場

 「来場者は自治体の決裁者が多い。今回初出展だが、我々は欧州で実績があり、グローバルに展開したいと思って参加した」。そう話したのはチェコから参加したEcoten Urban Comfortのマリア・ヴェルドゥガさんだ。データをもとに人々の生活や環境変動の改善に役立てるサービスを展開しているという。

Ecoten Urban Comfort(チェコ)
マリア・ヴェルドゥガさん

 「Smart City Expo World Congress & Smart Mobility Congress」はスマートシティをテーマとした都市環境整備の総合展だ。都市開発に携わる自治体関係者は年々数を増しており、自動走行などモビリティ関連への注目度が特に高い。中でも、自立走行バスを製造するNavyaが介助者の関心を集めた。病院や空港、ビジネスパークといった短距離を走行するバスで、世界で150台の販売実績があるという。同社のアルノー・ルオーさんは「我々のバスは日本の公道での走行を認定された初の自立走行バスだ。ソフトバンクグループのSBドライブ社と提携して日本で実証実験を進めている。中国は百度(バイドゥ)が既に事業を展開しているため、参入には相当な投資が必要となるが、東京やシンガポールは有望な市場だと思っている」と話した。

Navya(フランス)
アルノー・ルオーさん

欧州企業の出展が大半

 約950社の出展者の多くは、欧州の企業だ。日本から出展している企業はほとんどないが、それでも市場として日本に対する関心を話す出展企業の担当者が複数いた。地元バルセロナから参加した、車道と歩道の境界を区切るパイロンメーカーのFCI Urbanには日本人の来場者も足を運んでいた。同社のホセマリア・フェルゲラ・ガッリードさんは「我が社は世界中で展開しているが、日本はこの分野でとても進んでいて、実際にスイスの顧客からは日本のような環境を作り上げたいというリクエストもあった。日本は健康や安全に対する意識が高いことも関係していると思う。展示会自体はスマートシティがメインテーマに据えられており、昨年は来場者も知識を持つ人が多く商談しやすかった。今年は公的機関の色合いが一層強まっているように思える」と話した。

Cesva instruments(スペイン)
アルベルト・ロペス・セブリアンさん(写真左)

 モビリティ以外では建設関連の出展も目立った。建設現場の騒音計測と管理するサービスを展開するCesva instrumentsもその一つだ。アルベルト・ロペス・セブリアンさんは「建設現場などで発生する騒音が一定以上になった場合には、健康を守るための保護が必要となる。建設現場で働く人々の快適を維持するため、低コストで導入できるのが特徴。今回が初出展だったが、エンジニアや行政、建設会社の人々がたくさん来てくれ、関心を持ってくれた。また出展したい」と話した。


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