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ホテル、オフィス向け商材が好調 @JAPANTEX
- 2020/1/13
会期:2019年11月13日(水)~15日(金)
会場:東京ビッグサイト 南1・2
主催:日本インテリアファブリックス協会
出展者数・小間数:260社・550小間
出展者層:カーテン、壁紙、床材、家具
来場者層:インテリアコーディネーター、リフォーム業者
同時開催:Japan Home & Building Show
インテリアファブリックの展示会「JAPANTEX」では、空間を飾る商材を探すインテリアコーディネーターの来場が目立った。建設ラッシュのホテルや、移転が盛況なオフィス、商業施設や飲食店など、非住宅への高級感のある提案に対する要求が高まっている。

建材、設備、インテリアのシミュレーションサイトを展示した福井コンピュータアーキテクト(福井県坂井市)には、インテリアコーディネーターやリフォーム関連業者が集まった。CADデータを3次元化した空間をVRで見ることもできる。「施主に対して、カーテン、壁紙、床材を単体で提案する時代ではない。全体をコーディネートして見せないと伝わらない」(鈴木宏将さん)
壁紙、オーダーカーテン、床材などのインテリア商品を扱うリリカラ(東京都港区)にも、インテリアコーディネーターが集まった。「住宅だけに頼れる時代ではない。ホテルやオフィスでの需要が特に伸びており、木目調など高級感があるものがトレンドだ」(中村佳弘さん)
壁紙、ふすま紙をPRしたルノン(東京都品川区)の鈴木明夫さんも「商業施設やホテルなどの非住宅では、付加価値の高い壁紙が選ばれやすい」と話した。一般住宅の場合、新築では設備に予算が取られてしまうので、リノベーションするときの方が上質な壁紙が採用されやすいという。
椅子と照明器具を展示した関家具(福岡県大川市)には、空間のアクセントとなる、小さくてデザイン性のある照明器具に関心を持つインテリアコーディネーターが多く集まった。「家具で人気のデザインは和モダン。外国人観光客の増加を背景に、和食店からの引き合いが増えている」(相川晃宏さん)
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2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。