アジアでは日本らしさ、欧州は環境対応 地域で異なる商品パッケージ【海外展示会挑戦記】アイセンインダストリアル

 
  • 2019/12/31

アイセンインダストリアル(和歌山県海南市)
@アンビエンテ(独)、ハウスウェア・ショー(米)、メゾン・エ・オブジェ・パリ(仏)、香港ギフト&プレミアム・フェア(香港)

▲欧州は包装にプラスチックが微量でも含まれると相手にされない

 キッチンスポンジ、ボディタオル、ランドリーハンガーなどを製造するアイセンインダストリアル(和歌山県海南市)が、海外展開において気を使うのは商品パッケージだ。

 欧州では、環境対応を最も重要視する。「パッケージに少しでもプラスチックが使われていると相手にされない。紙製であることは当たり前で、再生紙がより好まれる。無駄な包装を避ける意識が、2~3年前から顕著だ」(毛見浩章代表)。アメリカではデザイン性が重視されるが、こちらも環境を重視する傾向が強くなっている。

地域で異なる商品パッケージの注意点【海外展示会挑戦記】アイセンインダストリアル
▲毛見浩章代表は、「欧州では無駄な包装を避ける意識が、2~3年前から顕著」と話した

 一方、東南アジアでは、日本国内で流通するパッケージが好まれる。日本製であることに価値がつくからだ。現地の言葉を使用するのは必要最低限の説明を書いたシールだけだ。最近では中国製でも日本企業が品質管理していることが証明され、環境に対応した製品であれば、欧米、アジアを問わず受け入れられるという。

 30年前に海外展開を開始し、現在は、年商10億円の1割を海外で売り上げる。中国やベトナムなどアジア圏が半分以上で、残りが欧米だ。東南アジアでは代理店を置き、欧米ではOEM生産を軸にする。

 物流も海外展開では重要なポイントだ。理想は現地に物流拠点を置くことだ。自社倉庫を置く地域もあれば、現地の日系物流会社の倉庫に、期間限定で置くこともあるという。近くの倉庫に在庫があると現地企業は取引を検討しやすい。物流経費の心配がなくなるからだ。


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国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

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