海外ブース急増[口コミ]@MF―TOKYO プレス・板金・フォーミング展 後編

 
  • 2019/11/20

出展者の口コミ、前編はコチラ


既存客のフォローがメイン

宝精密(京都府久世郡)

 精密加工や研磨を行っており、出展は6回目だ。ブースに訪れたのは8割がバネメーカーで、そのうちのほとんどが既存の顧客だった。新規の顧客は少ない。今回は既存顧客のフォローがメインだった。

 最近は、製品の長寿命化が特に顕著になっており、コスト対策意識の高まりが感じられる。材料や形状の工夫で可能な限り要望に応えている。海外にも顧客がおり、海外の顧客は日本よりも精密な製品にこだわる傾向がある。


プレス機器関係者が多い

ユタカ(大阪府東大阪市)

 自動車部品メーカーやプレス機器関連の来場者が多く、案件につながる件数も多い。3回目の出展で、来場者は1日100人ほど。全体的に来場者が減少した印象だ。

 今回は、人間の目視で行われることの多かった部品の検査工程の自動化につながるカメラ搭載装置をPRした。検査の対象物は、ネジやボルトといった部品が多いが、そろばんの玉や、毛髪、髪質の検査など新たな需要があることも分かった。

 機器を導入することにより集中力や体力の面で限界のある人間に変わって、24時間の稼働が可能だ。実際に検査工程を自動化している工場はまだ半分もなく、問題を抱えるところは多い。


情報収集目的が目立つ

向洋技研(相模原市)

 テーブルスポットの溶接機を専門に扱う。来場者は、プレス・板金の関係者が大部分を占めた。機器の購入よりも、情報収集を目的とした人が多かったのが不安な点だが、PRするためにも出展せざるを得ない。

 スピーディーで正確な加工法が主流になった今、スポット溶接の分野でも同様のことが求められている。スポット溶接の特徴として、化学薬品を一切使用しないため、環境意識の高まりを受けて需要は伸びている。国内で製品が売れにくい分、海外へ市場を広げる必要がある。海外展開も積極的に行っていく。


ブース配置に不満

エイム(東京都青梅市)

 レーザー溶接機を展示しており、金属加工を行う製造業が来場者の中心だ。来場者の悩みはレーザー溶接機の価格の高さだった。大小間ブースの壁が高く、小さい小間のブースが完全に死角になっていた。場所の割り振りも満足とは言えず、もう少し人の流れを考慮してブース配置を行ってほしかった。

 品質こそ日本には劣るが、価格が比較的安価な中国製のレーザー溶接機が市場に流れるようになった。国内ではまだまだ国内メーカーの製品が好まれる傾向にあるが、海外では価格の低さを求めるところも多いため、海外展開には苦戦を強いられる恐れがある。加えて、台湾製の溶接機も現れたことで、市場は荒れている。展示したレーザー溶接機は、スピードと品質の高さ、消費電力の少なさが特徴。

出展者が挙げた競合展示会

電子部品・材料EXPO(ネプコン ジャパン内)
2020年1月15日(水)~17日(金)
@東京ビッグサイト
主催:リード エグジビション ジャパン

機械要素技術展(日本ものづくりワールド内)
2020年2月26日(水)~28日(金)
@幕張メッセ
主催:リード エグジビション ジャパン

国際ウエルディングショー
2020年4月8日(水)~11日(土)
@インテックス大阪
主催:(一社)日本溶接協会、他

JIMTOF 日本国際工作機械見本市
2020年12月7日(月)~12日(土)
@東京ビッグサイト
主催:(一社)日本工作機械工業会、他


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