建設から維持管理の時代へ 日本下水道協会[主催者に聞く]

 
  • 2019/11/16

日本下水道協会(東京都千代田区)
下水道展
2019年8月6日(火)~9日(金)@パシフィコ横浜

▲展示会の開催を通じて下水道関連産業のイメージ向上に努める

キャラクターあしらったマンホールで市民向けPRも

 「下水道展」は毎年、関東とそれ以外の地域で交互に行われ、18年は北九州市・西日本総合展示場、17年は東京ビッグサイト、16年はポートメッセなごやで開催された。今年の横浜で32回目を数える。

 公害関連の展示会から1987年に下水道分野だけを切り離したのが始まりだ。当時、下水道の普及率は40%だったが、今は79%。都内に限ると99.5%になった。日本下水道協会は下水道を普及させるために設立されたが、今は維持管理が課題になった。もはや公共団体だけで管理できなくなっており、官民協力体制を築くことが主題になっている。

日本下水道協会(東京都千代田区)
佐藤 史夫さん

 展示される商品も当初は地中を掘り進めるシールドマシンなど大型機械が多かったが、近年はICT(情報通信技術)やIoTなど先端技術も含め維持・管理関連商材が中心になった。さらに、下水汚泥から水素ガスを生成したり肥料にするなど再生可能エネルギーの精製やリサイクルの技術も生まれている。

 企業向けだけでなく、一般市民向けの展示もある。今回は子供たちに下水道の仕組みを伝えるため、横浜市、東京都、埼玉県、川崎市、小平市、相模原市などがブースを構えた。下水道のイメージを向上させるため、地域で地元にゆかりのあるイラストが描かれたカラーのマンホールも増えている。それらをトレーディングカード風にした「マンホールカード」も好評で、454自治体539種類が作られた。

 日本では下水道の普及は同時期に一気に進んだ。そのため、老朽化も同時に進んでおり、現在対策が求めらている。財源が必要であることを広く一般に伝えることも展示会を開催する目的となっている。


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国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

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