介護支えるIoT技術が集まった @国際福祉機器展H.C.R.

 
  • 2019/11/18
展示会名:第46回 国際福祉機器展 H.C.R.2019
会期:2019年9月25日(水)~27日(金)
会場:東京ビッグサイト 西・南展示棟
主催:全国社会福祉協議会、保健福祉広報協会
出展者数:438社(国内379、海外59)
出展者層:福祉機器、日常生活支援用品、施設向け各種サービス、建築・住宅設備
来場者層:介護事業者、医師、看護師、保育士、建築・設計関係者、学生、一般

 福祉機器や介護サービスの展示会「国際福祉機器展(H.C.R.)」では、人手不足による人件費の上昇に苦しむ介護施設が、福祉機器に割ける予算をしぼる状況が垣間見えた。低コストで業務負担の削減につながるアイデア商品に対する注目度が高まっている。

おむつセンサー、注目集める

▲車椅子利用者と寝たきりの人が、それぞれ利用できる浴槽を展示したメトス(東京都中央区)

 会場では、先端テクノロジーを搭載した商品を展示するブースが目立った。ソフト開発のシーディーアイ(東京都中央区)が紹介したのは、ケアマネジャーのパートナーとして自立支援型ケアプランの作成を支援する人工知能だ。国が推奨する自立支援に特化した提案を行うのが特徴で、ケアプランの1年後の将来予測を五角形のチャートで表示する。「昨年の発売以来、引き合いが多い製品。目に見える形でチャートに表示されるので、格好の説得材料になる」(古畑翔さん)

 衛星機器などの朝日産業(名古屋市)のブースでは、おむつセンサーが注目を集めた。いつ排泄したのかを遠隔で把握できるため、的確なタイミングでおむつを交換できる。おむつに抵抗がある男性には、失禁や尿漏れを防ぐ収尿器が人気だ。男性器にじかにチューブを付けて防ぐ製品だが、女性用の収尿器を求める声もあり、対応を検討していくという。

 マッサージ機器のアテックス(大阪市)は、快眠マット「SOYO」の販売が好調だ。小型ファンでマット内部に風を通し、湿度をコントロールする製品で、もともとは東日本大震災後に節電対策商品として開発された。これが介護業界で思わぬヒットとなった。「寝たきりの高齢者に喜ばれる商品で、買い替え時期を迎えて購入希望が殺到している」(深野道宏社長)

 メトス(東京都中央区)が開発した、車いすの利用者と寝たきりの人、両方に対応できる浴槽には、老人ホームや福祉施設の運営者が関心を示した。従来は車椅子利用者用と寝たきりの人用に、異なる浴槽が必要だったが、この商品だと一つで済むのが特徴だ。「省スペース化や節水効果も見込める」(伊藤秀敏さん)として、限られた予算の中でやりくりする現場関係者にアピールした。木製の浴槽も「温泉気分が味わえる」と好評で、ヒット商品になっているという。


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国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎

2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

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