中国人が増加 アジア周辺国の来場者は減少 東洋発酵【海外展示会挑戦記】

 
  • 2018/11/10

東洋発酵(愛知県大府市)
@「Cosmoprof Asia」(香港)

▲「商売が最もやりやすいのは台湾」と話す森理之執行役員。日本で基準をクリアしている商品であれば規制が緩く、輸出につながりやすいという

 健康食品や化粧品の原料開発・OEM生産する東洋発酵(愛知県大府市)は、「Cosmoprof Asia」の来場者層が変化していることを感じる。10年前に比べ、中国人来場者の比率が増えた。「以前は6~7割が東南アジア、あとは欧米など他の地域といった感じだったが、今は中国人が8割」(森理之執行役員)。同社にとって、それは良いことではないようだ。

 12年前に初めて出展し、海外売り上げを伸ばすきっかけとなった。現在は年商30億円の4分の1が海外。その8割以上を占めるのが東南アジアの顧客だ。中国は輸出に厳しい規制があり、商習慣も異なるため進出が難しい。そのため、東南アジア地域に注力するようになった。それでも、香港の展示会への出展はやめづらい。近隣諸国から既存客が集まり、新たな商談が生まれる可能性もあるからだ。出展料は3×5mで80万円。出展者数は増え、会場も拡大したが出展料は10年前の約2倍になっている。

 今、シンガポールの展示会に力を入れるようになった。「Cosmoprof Asia」よりも小規模だが、英語でのやり取りが中心で、全世界から来場者が集まる。 会場では、画像と簡単な説明を記した資料で集客するのがポイントだ。画像やイラストを中心に、一枚にまとめるのがちょうどいいという。「他国の言語を読み込む来場者はいない」(森執行役員)。現地では、商品説明ができる人材も欠かせない。


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国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

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