花吹雪にAR 大人引きつける非現実の入り口【365文字の編集長コラム】

 
  • 2019/4/10

 舞台演出で花吹雪が舞うシーンは珍しくないが、「今日は本物を使うんだ」と当日のリハーサルで演出家が言い出したものだから、スタッフ総出で桜の花を集めに行ったという話を、ショーレストランの六本木金魚で聞いたことがある。紙吹雪だと思って拾ったものが本物の花びらだったら、桜の木の下で見る景色とは違う喜びがあったことだろう▲舞台上で降った雨の水しぶきを、客席で浴びた時の嬉しさもそうだ。演者と同じものを共有し、フィクションの世界に取り込まれたような感覚におちいる。現実世界にフィクションを重ねた拡張現実(AR)でのモンスター集めを楽しむ人が多いのも、現実とフィクションの狭間に、大人を引きつけるものがあるからかもしれない▲毎年、散った花びらをほうきではく人を見るたびに、本番に間に合わせようと必死でかき集めた、裏方たちの姿を想像してしまう。



国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎

2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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