▲市内の観光名所の一つ「小坂の滝」。遊歩道の整備された初心者向けコースや、ガイドなしでは行けない“秘境探検”レベルの難コースまで、多彩な散策コースが用意されている

アンケートから目玉メニューを開発

 岐阜県中央部にある下呂温泉の年間宿泊客数は、平成初期には160万人だったが、昨年は108万人だった。日本三大名湯の一つに数えられ、周辺には合掌造りの集落や遺跡群など観光名所も充実した地域である。
 「10年ほど前は100万人前後で推移していた時期が続いた。2011年の東日本大震災で日本中が旅行を控えるようになり危機感を覚えた」と話すのは、下呂温泉観光協会の瀧康洋会長だ。さらなる観光客減少を食い止めようと取り組んだのは、観光客の宿泊調査のデータベースを分析することだった。「データ収集は50年ほど前から実施していたが、うまく活用できていなかった。下呂市を訪れた観光客が何を見て、何を好んだか。どこからの客が減っているのか。人気スポットを一方的に売り込むのではなく、市場の変化を感じ取れる体制を整えた」と瀧会長は語る。
 

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