イベント会場利用実態調査(前編)

▲アクセスサッポロが主催した食の物産展

展示会や国際会議が開催される全国約130のイベント会場に、稼働率や今増えているイベントについてアンケート調査を行った。回答があったうち、地方のイベント会場の担当者に詳しい話を聞いた。地方においても中核都市ではイベント需要が供給をまさり、高い稼働率を示す会場が多かった。

表1 地方のイベント会場の稼働率と前年対比、主な利用実績(2018年)

会場名 (所在地) 2018年の稼働率 2018年稼働率の前年対比 主な開催イベント 直近で増えたイベント
広島グリーンアリーナ
(広島県立体育館・広島市)
90.7 96 スポーツ 47%、エンターテイメント15%
展示会・学会25%、その他 14%
東京ガールズコレクション、大相撲安芸場所、NHK杯フィギュアスケート大会
ニプロハチ公ドーム
(大館樹海ドーム・秋田県大館市)
82.6 102.6 スポーツ関係利用95%
地域活性化イベント2%、コンサート3%
大阪南港ATC HALL
(大阪市)
80 110 展示会15% 海外のコンベンション
マイドーム大阪
(大阪市)
71.6 99.5 展示商談会29% 販売会27% セミナー・講習会
吹上ホール
(名古屋市)
71.4 102.9 インテリア、衣料品の販売会など アイドルの握手会、就職展
アクセスサッポロ
(札幌市)
70 103 自動車販売会:25% 企業プライベートイベント、自動車販売会
米子コンベンションセンター
(BiG SHiP・鳥取県米子市)
67.4 学会・大会47%、展示会30%
コンサート・その他23%
トミカ・プラレール・パラダイス
福井県産業会館
(福井市)
65.8 92.7 自動車展示会45%
国・自治体イベント12%
国・自治体関係イベント
(国体・就活イベント等)
コンベックス岡山
(岡山市)
64.2 95.8 自動車販売15%
つくば国際会議場
(茨城県つくば市)
63 105 イベント総計が全体の10%程度 インターネットビジネスのセミナー
試験、企業研修
ビッグパレットふくしま
(福島県産業交流館・福島市)
50.3 103.3 展示会、販売会、イベント等利用が並ぶ 手作り品即売会(ハンドメイド品フェア)
サンプラザ天文館
(鹿児島市)
49.1 109.1 会議30%、販売会10% セミナー(夜間)
メッセウイングみえ
(三重県津市)
27.8 117 自動車即売会10%、試験会場使用10% 企業の展示・即売会など
ふくやま産業交流館
(ビッグローズ・広島県福山市)
26.1 97.9 産業展示会10%、車の展示会9%
家電展示会8%
車の展示会
札幌コンベンションセンター
(札幌市)
102 会議85%、展示会10%、その他5% 展示会

※ アンケートに答えた31会場(5月17日時点)のうち、東京、埼玉、千葉、神奈川以外の都道府県にあるのは27会場で、そのうち12会場は稼働率について回答しなかった。
※ 今回のアンケートにおける稼働率は、対象ホール床面の年間稼働率とする。
(分子:1年間で利用料が支払われたホールの床面積、分母:対象となるホールの床面積×365)

 

自動車販売会の開催多い

地方の大型イベント会場で開催されるイベントで多いのは自動車の販売会だ。「成人であれば一人一台車を持つ車社会が県民に根付いているので、販売会にやってくる人も多い」(福井県産業会館・岩井功太さん)。就職相談会や、アイドルのコンサートなど地域住民向けのイベントはどの都市でも一定の需要があるようだ。

稼働率に関しては、大阪、名古屋、札幌などの中核都市の会場が総じて高くなっている。要因については会場を使いたい需要に対して、供給が足りない会場不足をあげる人が圧倒的に多かった。

『アクセスサッポロ』
稼働率7割、8割がリピーター
それでも強化する自主企画イベント

札幌市中心部から車や電車で30分の場所にあるアクセスサッポロの稼働率は7割だ。会場内に車で入ることができるため、中古車販売会など車関連のイベントが4分の1を占める。「ウチに限らず札幌のイベント会場は空きが少ない」と担当の佐藤弘生さんが話す通り、

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