インダストリー4.0を目指すスペインの展示会 「Advanced Factories(AF)」

産業の自動化を支える企業が出展

Advanced Factories(AF)
会場:スペイン・バルセロナCCIB(バルセロナ国際コンベンションセンター)
会期:2019年4月9日(火)~11日(木)
主催者:Nebext
出展者数:約200社
来場者数:約1万6000人

 アドバンスト・ファクトリーズ(AF)は、ロボットなど製造現場の自動化、効率化を目指す技術の展示会だ。ドイツで提唱された「インダストリー4.0と(第4次産業革命)」のコンセプトを具現化したものが展示された。バルセロナは工業地帯で、日産などの自動車メーカーや、自動車関連の部品・サプライヤーの工場も多く、関連する製造業関係者が集まった。来場者が増加したと話す出展企業が多く、複数回出展する企業はブースを拡大してアピールした。 

 熱を感知するサーモグラフィーや画像認識技術を使って、製品や機械の異常を検知するアプリケーションを提供したGrupoAlava(スペイン)は、2回目の出展だった。センサーによって集めたデータを解析し、事前に異常を検知することを、自動化したいと考える来場者が多かった。一方で、機械が通信機能を持ちクラウドにつながると、製造現場がサイバー攻撃にさらされることになるため、セキュリティを向上させる技術への関心も高かった。「インダストリー4.0といえばハノーバーメッセだが、ここは規模が小さい分濃密な商談ができ、有意義だ」(ハビエル・アリアス・マルトスさん) 

 同じく、画像認識技術を使ったサービスを展示したInfaimon(スペイン)には、ピッキング作業の自動化を求める製造業関係者が多かった。一つの箱の中にある複数の異なる製品を分類する作業は、従来ロボットが不得意とするものだったが、求める来場者は多く、画像認識を使ったアプリケーションへの期待が大きかった。 

 スイスの大手製造用機械メーカーStäubliは、人間と同じ空間で作業を行う協働型ロボットを展示した。来場者はスペイン全体から訪れ、自動車だけでなく、製薬、食品といった産業の関係者も多かった。自動化に関心はあるが、どこに何を導入するのか検討段階にある人が多く、実際に工場で使われている状況を再現した展示を行った。 

 板金加工機械メーカーのAxia(スペイン)には、部品製造メーカーの工場関係者が訪れた。すでにロボットに移管している工場も多く、最近はロボットが作る部品の品質に関心が移っているという。「誤差の許容範囲は1㎜以下であることが求められた」(カルレス・プジョルさん)

▲板金加工機械メーカーのAxial(スペイン)には現場で働く工場関係者が訪れた

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