決済サービスに注目集まる

 「今回はホテルオーナーが特に多かった」と話したのは、カプセルホテルのユニットを販売するコトブキシーティング(東京都千代田区)の南部健斗さんだ。カプセルホテルも海外観光客の増加に合わせて供給が増えている。これまではビル1棟を改装することが多かったが、ビルのワンフロアを改装したものも増えてきた。

 カプセルホテル用のユニットの新しい使い手も現れた。海外スキーヤーに人気の北海道・ニセコでも、スキー場に隣接する宿泊施設で導入が進んでいる。レジャーのために訪れた観光客から、安く簡易に泊まりたいという要求が多く集まるからだ。

 ホテルの運営支援システムを展示したクリップサイト(千葉市)にも、前回以上のホテル関係者が訪れた。政府がIT補助事業の一環でシステムの更新を推奨していることから、中小事業者の検討も進んでいる。「小規模施設では、顧客管理をエクセルで行うところがいまだに多い」(木村龍紀さん)

 顔認証による自動チェックイン機を展示した日本システム開発(大阪市)でも多くの来場者が集まったが、すぐに導入を決める人は少なかった。従来フロントで記入していた個人情報を、スマートフォンを使って顧客があらかじめ登録した情報と照会するものだ。ホテル側はフロント業務を無人化できることから導入が進んでいるが、同展での感触はあまりよくないようだ。

 また、インバウンドによって急速に需要が高まっているのが、スマートフォンなどを使った決済サービスだ。中国人観光客向けの決済サービスを開発するアルジー(東京都港区)のブースには、1日で600人以上が訪れた。3回目の出展だが、2年前はインバウンド対応を検討する来場者はほとんどいなかったという。

 

さてさて、出展者の皆さん、今回どうだった?


HCJに活気戻った

桐井陶器産業(岐阜県瑞浪市)

 和・洋陶器、輸入食器の企画販売をしている。10年くらい前にこの展示会に出していたが、来場者が減る傾向があったため出展をやめていた。再び盛り上がっていると聞き、久々に出展した。1日100人くらいがブースに来た。確かに来場者が増えた印象で、海外からの来場者も明らかに増えた。
 来場者の多くはホテルやレストランの料理長やシェフなどだ。特に興味をもってくれたのは、鮮やかな色で染めた皿だった。

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