【医療インバウンド10年の軌跡】第8回 市場拡大のポイント

 医療インバウンドのこれまでを振り返ってきた連載の最後は、市場拡大に向けた課題についてです。青木氏は海外でのプロモーションが足りていないことを指摘しました。継続的なプロモーションを行えば、中国、ロシア、ベトナムなどの地域に大きな期待ができるということです。

プロモーションが足りない

上海とロシアでセミナー

 医療観光は、百人百様の商品を作る必要があります。がん治療の場合は本当にオーダーメイドなので、手間がかかります。過去の病歴も調べなければいけません。これができる海外のコーディネーターが少ないのです。コーディネーターは海外の患者や検診者、富裕層のスケジュールを調整する力も必要です。日本の病院や施設に合わせたスケジュールで来てもらわなければならないからです。

 市場拡大のために足りないのは、プロモーション活動です。以前、中国のビジネスパートナーが中国の全ての行政区で、健康に関心がある人を集めました。日本の医療観光を紹介するためです。これは効果がありました。そうでもしないと、日本の医療に関する情報を中国の人が知る機会はありません。

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