自意識という名の大人心【365文字の編集長コラム】

 
  • 2019/5/10

 台車に積まれた段ボールが4段ほど、少し旋回させた瞬間に波を打って崩れた。こらえようと踏ん張った配送員の男性が、潰れた段ボールからペットボトルが転がるのを見て、小さく息を吐いた。夕方5時の井の頭線渋谷駅、改札口の真ん前で、急に足を止めるのもはばかられるような状況だった◀間があったか、なかったか。最初に段ボールを持ち上げたのは小学3年生くらいの男の子だった。数人の大人たちが足を止め、いくつかの段ボールとペットボトルが、あっという間に集まった。たった20秒ほどの出来事だった◀男の子が箱を持つまで見ていた私は、後ろ足の足元にあった段ボールを半歩切り返して持ち上げることになった。なんとも言えぬ気恥ずかしさと、己の過剰な自意識にあきれながら、そう言えば今日は令和の初日だったと、始まりを祝うイベントに思わぬ形で参加したような気持ちになった。



国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎

2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

関連記事

国内外の展示会を取材する
展示会専門紙
国際イベントニュースとは
私たちが展示会に注目する理由とは...。国際イベントニュースには、こんな情報があります。
今回どうだった?
出展者に聞いた展示会の口コミ
人が集まるブース特集
記者の目にとまった人が集まるブースを紹介
自治体の出展戦略
自治体が出展!その目的は?
海外展示会挑戦記
海外展示会に挑戦する企業に聞いた
海外展示会レポ
現地記者が海外展示会を取材。海外トレンドをお届けします
イベント人物図鑑
展示会で出会える人を紹介します
国内展示場小間数ランキング

ブース・人材・運営・サポート企業

医療インバウンド

日本全国DMO
ページ上部へ戻る