メンテナンスに必要な工具と部品をセットにして販売で売上アップ【海外展示会挑戦記】

▲「高い技術をアメリカの大手メーカーに売り込みたい」(石戸克典社長)

トリプルエーマシン(東京都港区)
@POWDER & BULK SOLIDS(米・シカゴ)

海外ユーザー 機械を自分で修理

 技術商社のトリプルエーマシン(東京都港区)、石戸克典社長は、「海外では、顧客が自力で修理できるような要素を付け加えることが重要」と話す。日本では故障すると修理をメーカーに依頼するが、海外では自力で解決しようとする人が圧倒的に多い。担当者を呼ぶと高い費用がかかることを知っているからだ。日本と別のデザインで設計するとコストがかかるため、メンテナンスに必要な工具や部品を一緒に販売して対応する。その結果、海外でも売れるようになった。

 売り上げの半分は海外だが、海外売り上げの9割をアメリカが占める。国土は広いが商習慣と言語が同じなのでやりやすいからだ。一方、欧州は国ごとに文化や言語が異なり、少人数体制での対応には限界がある。そのため、現在は進出を控えている。

 2年に一度シカゴで開かれる米国のパウダーショー「Powder & Bulk Solids」に、共同出展社を募り6回連続で出展している。展示するのは日本の粉砕機や原料処理機、混合器、分級機、ふるいといった各種粉体機器。毎回、粉体機器メーカーを8~10社ほど募り、ブランディングまでサポートする。来場者はインクやトナー、小麦粉、コーンスターチ、プラスチックなど多岐にわたる関連事業者だ。3Dプリンタの普及を背景に、最近ではニッケルやはんだ粉など金属粉も増えている。

 「粉体技術、特に微粉の技術は日本が最も高いが、アメリカの大手メーカーでも日本より質の悪い粉体機器を使っている。アメリカでPRしたい」(石戸克典社長)


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国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

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