会場ではチノパン・スニーカー 現地スタイルで初めての受注【海外展示会挑戦記】

▲コネクタの自動組立機が主力製品だ

マイナーズジャパン(福島県いわき市)
@TAIROS(台湾)

 年商2億円の生産設備工場向けの機械を製造するマイナーズジャパン(福島県いわき市)は、昨年8月に出展した台湾オートメーション・ロボットショー「TAIROS」で、台湾企業との取引が始まった。4年前から海外の展示会に出展してきたが、実績につながったのは今回が初めてだ。成約したのは電気回路のオン/オフを切り替える部品、リレーの自動組立機、7000万円だ。

 会場では展示スペースを台湾の雰囲気に合わせた。以前はスーツにネクタイという日本風の営業スタイルで臨んだが、台湾のラフな雰囲気になじめなかった。出展回数を重ねるごとに台湾人の気質を理解し、身なりも上下スーツからシャツとチノパン、スニーカーへと変えた。

 人柄は良いが、せっかちな人が多いため、スピード感をもって対応するよう心がけた。技術面の強みや魅力は展示で示し、強引に引き込むことはやめた。

 価格に不安はあったが、ジェトロの専門家から「自信を持てば必ず売れる。値引きはする必要ない」とアドバイスを受けていた。成約した商談では一円も妥協せずに売り切った。さらに1件、成約に至りそうな案件もあり、継続して出展してきたことに成果が出始めている。「海外展開の最大の魅力は、大企業と直接取引ができること」(佐藤実社長)

 2014年から公益社団法人いわき産学官ネットワーク協会のサポートを受け、海外の展示会に出展してきた。4年間で社に見積もりを提示したものの、これまでは価格が折り合わなかった。


▲「台湾の人たちは日本の技術を尊敬してくれている」と佐藤実社長


▼関連記事はこちら

ブロークン英語でも堂々と商談に臨むことが重要【海外展示会挑戦記】


国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

関連記事

ページ上部へ戻る