QRコード決済 準備していればもっと売れた【海外展示会挑戦記】

▲メインターゲットである70~80代の聞こえ方を研究してさらに改良を目指している

エースエンジニアリング(相模原市)
@大連日本商品展覧会(中国)

補聴器よりも集音性が高い集音器をつくるエースエンジニアリング(相模原市)は、昨年9月に出展した「大連日本商品展覧会」(中国・大連)の会場で、QRコード決済への対応を痛感した。来場した大連の消費者のほとんどが電子マネーで決済しており、現金を持っていなかった。会期中431人がブースに訪れ、定価5万4000円の集音器は5台売れたが「QRコードで販売することができればもっと売れた」と津田博通社長は悔しさを隠さなかった。

「大連日本商品展覧会」には過去最多の276社が出展し、そのうち半分が日本の企業だった。6万5000人が来場したが、BtoCの販売がメインのため、中国人の好みを把握するうえで利用価値が高いという。

神奈川工業技術開発大賞で奨励賞を受賞し、出展費用の半額が相模原市から負担されることになったのが出展のきっかけだ。補聴器のように耳の穴に入れて使うのではなく、集音器から集めた音を直接イヤホンで聞くものだ。

会場では集客のために、現地の言葉で書いたメッセージボードを掲げた。来場者の目線を追い、ボードを見てくれた人に声を掛けることで効率的に集客をすることができた。

ベトナムでは「Supporting Industry Show」(部品調達展示商談会)に出展した。だが、戦争の影響で集音器のメインターゲットである70~80代が極端に少ないため、ほとんど商談につながらなかった。

▼72歳のときに「Choju」を開発した津田博通社長


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国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

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