【365】かけがえのない仲間と集える場所

 広い歩行者通路、両脇を固める背の高い商業施設、空を覆う大屋根。久しぶりに降りた二子玉川駅は、テーマパークさながらの開放感だった。
楽天が本社を移した新しいオフィスビルにつながる遊歩道に、家族連れとさまざまな年代のカップルの姿があり、遠くには住宅と緑が共存する風景が見えた


新橋駅から渋谷駅まで銀座線の駅を降りると、外苑前を境に風景が変わる。スーツを着る人が激減するからだ。近い文化を持つ人が近い場所に集まって、街の色がつくられる。それは、摩擦の少ない居心地の良さを手に入れる方法かもしれない


それなのに、同質的な空間もまた、居心地が悪い。異質なものを取り払おうと躍起になる人に相いれないのは、ほとんど誰とも共有できない異質さが、自分の中にもあるからだ。リアルでも仮想でも、わずかな仲間と潜んで集える場所は、かけがえのないものだ。


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