▲中国ではECでの買い物が基本です。

中国の法律が変なわけじゃない

今、12時30分。オフィスに人はいるのですが、静まり返っています。昼食を終えた社員が、13時までお昼寝をしているからです。地域や個人の差はあるものの、中国では昼食後、昼寝をするのが一般的です。午後は打ち合わせ・会議の類が多いので、おなかを満たし、昼寝で頭の中をリセットするのです。これも残業をしないためのコツかもしれません。私も午後は会議です。議題は取引先の日本企業が抱える問題について。今回はその話をかいつまんでお伝えします。 

日本各地のドラッグストアや百貨店を舞台にした中国人の爆買ブームを覚えていますか?
あれは、中国人や中国向けの輸出企業に雇われた中国人主婦たちが、限られたブランドの限られた商品を大量購入したものでした。この爆買、中国のネット販売に端を発していたのをご存じでしょうか。

スマートフォンの普及率が95%を超え、10億人がスマートフォンを持つ中国では、買い物の多くがネットで行われます。スマホの買い物アプリに出展する店舗を運営するのは、アプリ運営会社、企業ブランド、個人など多様です。なかには、欲望のままに法律の隙間をかいくぐる企業や個人もいて、日本同様、政府を悩ませています。

10月1日、中国政府は「中国電子商務法」を発表し、EC販売の不正取り締まりに動きだしました。その結果、突然中国から発注が止まった日本企業が少なからずあるのです。日本のメーカーから正式な承認を得た中国企業が、中国電子商務法にのっとったEC販売を行っていれば何も問題は起きません。しかし、知らぬうちにそうではない中国企業へ商品が流れていたため、発注が止まった例が多いのです。

このようなことを書くと「やっぱり中国は怖い、理解できない」と思われるかもしれません。しかし、そんなことはないのです。どの国にも、その国の事情に沿った法律があり、事情の部分が日本と異なるということなのです。海外で商売をするときは現地に詳しいパートナーを見つけ「現地のことは現地の人に任せる」という覚悟があれば心配は無用です。

さて、そろそろ日本からのお客さまがお見えになります。日本の国内見聞に惑わされず、自分の足で歩き、目で見て、質問し、話を聞き、頭で考え理解し、肌で感じれば、本当の中国を見ることができます。皆さんもぜひ、中国を歩いてください。

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