▲LINE用のプラットフォーム「1/0(ワンゼロ)」をイベント用にカスタマイズする電通テックの菅原裕亮さん(左から二人目)と、電通ライブの関口真一郎さん(右から二人目)

来場データの有効な使い方

イベントをマーケティング手段として有効なものにするためには、「どんな人が何人来たか」という正確な来場者情報の取得と、集めた来場者データに対する情報の発信と収集の継続が必要だ。ライブイベントで利用が進む顔認証システムと、来場者との関係深化を狙ったSNSサービスを取材した。

電通ライブ(東京都千代田区)と電通テック(同)は、イベントにおいてLINEを使って来場者とコミュニケーションをとるサービスを、主催者向けに提供する。1月3日まで2カ月半にわたり開催された人気漫画の原画展「カードキャプターさくら展」では、写真を投稿すると会場のディスプレイに表示される仕掛けを行った。イベント用に作られたLINEアカウントの登録数は会期中に3万人を超えた。

サービスの目的は熱心な漫画ファンの情報獲得と、関係づくりだ。アカウント登録したユーザーには、漫画キャラクターとの会話形式で属性情報を聞き、展覧会に来場するまでユーザーに合わせた情報を発信した。来場後は期間限定展示などの情報を送り、再来場を促した。これまでアンケートが担ってきた役目をLINEで行い、集めた情報を手間をかけずに有効利用するのが狙いだ。「通常のLINEを使った施策では、限定スタンプを取得すると情報を遮断するユーザーが7割程度に達することが多い。「さくら展」のユーザーはブロック率が10%以下だ」(電通テック・菅原裕亮さん)

電通ライブの関口真一郎さんは「デジタルマーケとイベントの組み合わせがいい」と話す。主催者にとってイベント来場者は、時間と費用を割いて特定の場所まで訪れてくれた超優良顧客だ。「デジタルは幅広い顧客層に接触することに優れ、優良顧客を割り出すのにイベントとの組み合わせが最適」ということだ。


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国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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