【医療インバウンド10年の軌跡】第2回 政府方針に組み込まれる

インバウンドの新しい切り口として登場

政府の成長戦略に「医療インバウンド」が登場したのが2010年。海外の富裕層が大挙して日本にやって来るイメージが先行し、全国の自治体や医療関係者が一斉に動き始めた。小泉政権で始まった「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の流れにおいて、インバウンド拡大戦略の新たな切り口としてもてはやされた。

日本で医療インバウンドが動き出したのは2011年です。10年6月16日に政府の新成長戦略の中で具体的な方策が打ち出されました。民主党政権、菅直人首相時代です。私が知る限り、政府の方針で医療インバウンドが取り上げられたのはここです。7つの戦略と成果を掲げ、ライフイノベーションによる健康大国戦略とうたい、市場基盤50兆円、新規雇用は284万人など、具体的な目標や数字をあげています。

医療滞在ビザ制度、医療期間によるネットワークの構築、外国人の医師、先端の機器による診断やガン・疾患の治療等、ここで上がっている具体的な方策は、今、国が実施していることのほとんどです。

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