▲元々、アジアや欧州など世界各国から来場したいたが、近年は中国本土からの来場者が増加している

Hong Kong Optical Fair

Hong Kong Optical Fair」にやってくるのは、地元香港だけでなく、アジア、欧米など世界各国のバイヤーたちだ。主催者発表によると46カ国から5400人が来場した。今、最も増えているのは中国本土からやってくる人たちだ。

今年の会場で出展者から聞こえてきたのは、欧米のバイヤーを中心に環境に配慮した自然素材や再生素材で作られた商品を求めるようになった、というものだ。中国温州市のメガネメーカーTide Opticalでは、エコロジー素材を求める欧米人に加え、中国のバイヤーからも製造過程における環境保護基準について詳細を尋ねられた。中国政府が環境の悪化から検査を厳しくしていることがバイヤーたちにも影響しているようだ。
欧米バイヤーの自然素材を求める傾向は、レンズを拭くファイバークロスにも見られた。ファイバークロスメーカーのCMA Global(韓国)でも、欧米バイヤーに対する関心は高かった。「欧米や日本人は品質を重視、中国人バイヤーは価格を重視する」(SangKwon Hanさん)
欧米とアジアでは求められる商品に違いがある。ファション性を求めた大柄のデザインを好む欧州に比べ、日本や中国などのアジア圏ではシンプルなデザインが好まれる。メガネケースを主に扱うHung Ki Industrial Company (香港)の担当者によると、周辺商品でもその傾向は変わらないという。


▲中国本土を中心に、サングラスの市場が継続して伸びていると話す出展者が多かった。

サングラスの売り上げも伸びている。Arts Studio (香港)のデザイナーThomasさんによると、中国本土で10年来サングラスの市場は拡大しているという。目を保護することの意識の高まりがあるようだ。中国国内にも多くのブランドができているが、海外製との間に品質の差があるという。「動いてもずれにくい軽量なプラスチック製の商品が好まれる」(Thomasさん)
今年はIoT製品などに使用する3DメガネなどのITソリューションと、コンタクトレンズの専門フロアが設置された。

日本勢 デザインで勝負 売り上げ2万ユーロになる日も


▲オリジナルのサングラスを展示するMETRONOMEの岩本美生さんは欧州の市場に伸び代を感じている

METRONOME(東京都目黒区)の岩本美生さんは、サングラスのオリジナルブランドを展開する。手作りなので大量生産できないが、米国や欧州のメガネ専門店に商品を卸しており、欧州からやってくるバイヤーの中には、1日で2万ユーロ(約 円)を購入していく人もいる。伸び代を感じるのも欧州で、現地の商談展示会にも出展しているという。
ハヤシ(福井市)は、中国への輸出を狙って出展した。高価なチタン製フレームを展示したところ、精巧なデザインに注目するバイヤーの目に留まり、販売に至った。「日本の市場は大手の独占で市場に割り込むことが難しいが、海外には勢いがある」(林正剛社長)

Hong Kong Optical Fair
会期:11月7日(水)〜9日(金)
主催者:Hong Kong Trade Development Council(香港貿易発展局)
会場:Hong Kong Convention and Exhibition Centre
出展者数:810社

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