来場者の6割 決裁者

ドイツの見本市を母体としたインテリア・デザイン市場のための国際見本市。春の「インテリア ライフスタイル」は小物・雑貨がメインで、秋の「インテリア ライフスタイルリビング」は家具がメインだ。
 来場者は小売店、専門店、百貨店、量販店、通信販売、卸・問屋、輸出入業、商社、デザイン事務所、インテリアコーディネーター、設計事務所、住宅・建設・商業施設関連など多岐にわたる。
 2018年春のデータによると、来場目的は製品情報収集43%、市況の動向調査27%など。来場者の買い付け決定権者の比率は6割に上る。

【開催概要】
会期:11月14日(水)〜16日(金) 会場:東京ビッグサイト 西1・2、アトリウム
主催:(一社)日本家具産業振興会メッセフランクフルト ジャパン
出展社数:423社(国内342社 海外81社) 来場者数:1万7426人

不動産会社、ハウスメーカーと取引できた
志岐インテリア工業(福岡県柳川市)

家具の製造販売を手掛ける。トヨタやキヤノンなど、インテリア関連以外の業種と名刺交換できて有意義だった。40〜50社ほどと具体的な話をすることができた。
人口減で新築が減り家具業界は停滞している。だからこそ展示会を通じて新規開拓する必要性を感じている。展示会は、大手企業とつながることができる貴重な場だ。これまでにも、出展を機に野村不動産、積水ハウス、大和ハウス工業と取引が始まった実績がある。


販売ルート増やしたい
塩川光明堂(静岡県静岡市)

ガラスやコレクションケースの製造販売を手掛けている。ブース来場者は既存客が多いが、住宅、ホテル、オフィス関連など、店舗販売以外のルートを増やしたいと思って出展している。ブース来場者は3日間で140人くらいだった。


中国人の来場が多い
秋月家具(和歌山県和歌山市)

壁面収納家具のメーカーで、主な顧客は工務店、設計士。今回の来場者は従来の顧客のほかに、デザイナー、百貨店、個人のお客などが来た。ブース来場者は1日50人くらいだった。
例年よりも目立ったのは海外の来場者だ。特に中国人から色々と質問を受けた。うちの強みは木の温もりがある高品質な家具だが、中国には当社ほどきめ細かく繊細な仕上げの製品がないらしく、扱いたいと言っていた。数年前に比べて本物志向の高級家具を求める人が増えてきた印象だ。


東急ハンズや高島屋の担当と知り合えた
P!NTO SEATNG DESIGN(東京都港区)

オーダーメイド椅子を製造・販売している。顧客は百貨店、小売店、インテリアショップ、テレビ通販など。来場者は飲食店関連、コントラクト・建築関連の方々が目立った。ロフト、東急ハンズ、高島屋さんなどの担当者とも出会えた。今回は、単純に前回よりも人が多い印象。3日間で300人がブースに来場した。
「ギフト・ショー」はさまざまな業界のバイヤーが来るが、この展示会はインテリアに特化しているので、求める層と来場者がかなりマッチしている。過去にはここで出会った建設系の企業に、新規オープンの商業施設に採用してもらったケースもある。


異業種とコラボの可能性感じた
丸三綿業(群馬県桐生市)

寝具の製造販売を手がけている。新ブランド立ち上げを機に、数年ぶりに出展した。異業種のアパレルや雑貨、リビング関連の担当者と出会うことができた。
前回出展時は、2小間に欲張って全製品を並べたが、あまり反応は良くなかった。今回は反省を生かし、新製品に絞って打ち出した。そのかいあって、前回よりもブース来場者が増えた。
意外なニーズとしては、アパレル業界の方からブルゾンの中綿を探していると言われたことだ。当社は再生繊維「テンセル」に独自のトリートメント加工を施しており、綿が固まらずふんわりとした風合いが出る。これは長年のノウハウを積み上げた独自の技術だ。この綿を、今後はアパレルの分野にも応用できるかもしれない。


星野リゾートで採用
プラスティックス(福井県福井市)

春は小物の出展が目立ち、小売店やショップのバイヤーが多い。秋は家具の出展が多くて建築デザイナーや不動産関連、法人向け系が来る。数年前には星野リゾートの担当者と出会い、ホテルで採用されたこともある。今回はECサイトや都内のセレクトショップ、建設デザイン系の来場が目立った。


取引先獲得の貴重な場
フロンティア(大阪市)

サンダル・シューズ・スリッパの製造販売を手がけている。2015年設立の会社なので、出展の目的は新規顧客の獲得。中でも今年は小売店が多く、個人店主から100店クラスまで来た。現在、120社ほどとの取引があるが、ほとんどの会社とこの展示会をきっかけに知り合った。
主力製品は、靴の工場で作るスリッパ。今回は中華圏の来場者も多かったのだが、彼らは部屋のなかでもゴム底のタイプを好むことが分かった。
今回は、アトリウムの特別企画「はじまりの仕事展」にも商品を展示させてもらい、それを見てブースに来てくれる人も多かった。80社ぐらいと前向きな話ができた。


通販、ネットショップと出会えた
クラシカ(埼玉県戸田市)

輸入照明器具加工・卸販売会社。家具市場は縮小しつつあり、少数の顧客に頼るとリスクが高まるので、取引先を増やすため初出展した。
従来の顧客は輸入家具屋さん、インテリアショップ、インテリアコーディネーターなどだが、今回は通販会社、ネットショップとも出会えた。全体的には、もうちょっと人がいてもいいかと思ったが、ある程度の出会いはあってよかった。しっかり話しができたのは70人くらい。
来場者が興味を示したのは、イギリスのデザイナー、ウイリアム・モリスの絵を用いた電気スタンドだった。

【出展者が挙げた競合展示会】

LIVING & DESIGN

10/10(水)〜12(金) @大阪南港ATCホール
主催:LIVING & DESIGN 実行委員会事務局

東京インターナショナル・ギフト・ショー

2019/2/12(火)〜15(金)@東京ビッグサイト全館
主催:ビジネスガイド社

シズオカKAGUメッセ

2019/6/5(水)〜9(日)
@ツインメッセ静岡
主催:静岡県家具工業組合

インテリア ライフスタイル

2019/7/17(水)〜19(金) @東京ビッグサイト西1〜4、アトリウム
主催:メッセフランクフルト ジャパン


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国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。


国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

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