▲コムエクスポジアムジャパンでad:techを担当する中澤圭介さんと古市優子さん

10万円の聴講チケットが完売

広告関係者を対象にした講演と展示会のイベント「ad:tech(アドテック)」を主催するのは、フランスに本拠地を置くComexposium(コムエクスポジアム)の日本法人、コムエクスポジアムジャパン(東京都港区)だ。海外7都市と東京、大阪、福岡の国内3都市で開催されるイベントだが、最も勢いがあるのは東京会場だという。一部の講演では10万円以上の聴講料を徴収し、事前予約で完売させている。「来てもらうべき人にだけ来てもらえればいい。(会場を広げ)ビッグサイトに出て行こうという気は特にない」と話す中澤圭介さんと古市優子さんが目指すのは「参加したことを自慢できるイベント」だ。

ー10万円の聴講料を徴収するイベントはどのようにして作るのか。
イベントのブランドを高めるにはどうしたらいいのかを考えている。来場者がイベントの会場にいることをステイタスに感じられることが重要だ。やるべきことは登壇者の選定、会場の演出、そういうことの積み重ねだ。ad:techでスピーカーに選ばれることを目指してきたと話す若い経営者も出てきた。そういうことで価値の高まりを確認している。

ー同じことはどの主催者もやっていそうだが。
例えば、出展企業には露出の高い服を着て販促品を配る女性コンパニオンを立たせないよう伝えている。日本の展示会では一般的でも、世界的にはセクハラと言われかねないもの
だ。主催者として呼ぼうとしている相手を考え、そのターゲットがイベントに望むものを想像すれば、会場を一緒に作る出展企業に求めることも出てくる。趣旨を伝えるために、出展企業との勉強会をイベント開催前に実施している。
アドテックとは別に、数十人から数百人を集めるエグゼクティブ層に向けたイベントも行なっているが、そこでも高級ホテルを使うだけで終わりにしない。来場者を心から満足させるために、企画を考える。例えば、ケータリングや食事は重要な手段だ。

ー来場者はそれで増やせるのか
集客は主催者、出展者、登壇者も含めて皆で行うものだ。関係者が呼びたいと思うイベントを作ることが主催者の仕事だ。人数を集めることが重要なわけではない。出展の効果を計る際に、名詞の数や人数を判断材料にしないことも出展企業に伝えていることだ。


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国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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