▲毎日新聞で運用が始まった基幹システムの開発を担当したフューチャーアーキテクトの菅原拓也さんと兒玉理さんは「締め切りよりも、読者に意識が向かうシステム構築を目指した」と話した

毎日新聞の新システムに注目集まる

3年ぶりの開催となった「新聞製作技術展」では、新聞製作の業務効率化や、社員の労務環境改善を目指すシステムやAIの展示に来場者が集まった。

ITコンサルのフューチャーアーキテクト(東京都品川区)は、毎日新聞で11月から運用が始まった業務基幹システムの説明を行った。新システムは新聞発行を主にした業務体系を、デジタルと並立させることを主眼とする。締め切り時間に向かって動く記者の行動習慣を、記事が書かれて社内承認が下りた時点で随時公開する、デジタルメディアを意識した発信形態に変えようというものだ。同時に、記者の労務環境も改善することを目指しており、多くの来場者が導入後の実態を聞きに訪れていた。


▲新聞製作システム大手の方正にも、デジタルを強化したい新聞社の担当が相談に訪れた

新聞製作システム大手の方正(東京都文京区)にも、新聞の締め切りよりも先にニュースを発信する仕組みについて、多くの新聞社から相談が寄せられた。「記事優先の『コンテンツファースト』は掛け声として数年前から言われているが、各新聞社とも変えられずに苦労しているようだ」(松邑康弘常務)
日本経済新聞社(東京都千代田区)は数字を打ち込むと新聞掲載に適した表を作成するソフトを展示した。記者が自ら表を作成することで、デザインチームがビジュアル面での作業が重視されるデジタル分野の製作に集中できるように開発した。今の所外販していないが、多くの来場者から要望が集まったため、これから検討するということだ。


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国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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