急須のような新型タクシーを当初は目で追いかけていたのだが、もう当たり前の風景になっていた。

そう気付いたのは、新たな違和感に遭遇したからだ。

DeNAが投入したばかりの無料タクシーが目の前を走っていった。
同じ喫茶店にいたほとんどの客がスマホから目を離し、即席めんのディスプレイで飾られた車体が去るのを眺めていた。


乗車するには勇気を必要としそうだが、狙い通りの広告効果ということか。

我々の生活時間を拘束することに成功した電子空間が、広告媒体として今も存在感を増し続けているが、人が街に出る限り、生活空間の広告価値は変わらないのかもしれない


いずれ、日常風景になるのか。
スマホのように視界から広告表示を外すテクノロジーが現れたりしないだろうか。

そんなことを考えていたら2台目が通り過ぎた。

手を止めて目で追う人は、もう他にはいなかった。


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【365】レンタカー屋の店長


国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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