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創刊に寄せて
どうしても目の前で見せたいことと、どうしても目の前で見たいことが、私達の社会には存在する。
映像でも、写真でも、文字でも、代用することができない。多大な時間を要し、営業効率が悪くてもイベントが行われ続けるのは、我々がそれを欲しているからだ。
Webという人類史上最も扱いやすく拡散しやすい伝達手段があるなかで、イベントは主催者、スポンサー、出展企業、来場者、すべての人にとってぜいたくなものとなった。
だからこそ、会場で過ごす時間は、特別でなければならない。
組織の時間と費用を投下し、ゲストの時間を拘束する、現代においてまれに見る非効率な行為だが、生まれ持った五感を存分に解放できる舞台がイベントだ。
その担い手たちが握る代用の効かない道具のように、側に置かれる新聞と成ることを誓う。
<国際イベントニュース編集長 東島 淳一郎>
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。