部長の心をつかめ!キャバレー仕立て、ハイボールも配布

  • 2018/7/1

▲バグ・イズ・オーヴァーの文字が来場者の目を引く

部長の心をつかめ!キャバレー仕立て、ハイボールも配布

ソフトウェアテストのSHIFT(東京都港区)が、キャバレーをイメージしたブースでターゲットとしたのは、企業の品質保証部で部長を務める50代以上の人たちだ。決裁権を持つ人の興味を引いて案件につなげやすくするのが狙いで、3日間で約6000人と名刺交換した。「IT業界は暗いイメージがあるので、明るくしたい、あっと驚かせたいとの思いもあった」(今泉彩希さん)

▲「キャバレーを知らない世代も面白がってくれた」と話す広報部の今泉彩希さん

テーブルと椅子はスナックで使われていたものを中古で購入し、自社のデザイナーがポスターを制作した。ブース前ではハイボールを配るなど、演出にもこだわった。今年の新入社員も参加し、男性はちょうネクタイを締めてボーイ風に、女性はドレスを着て来場者をもてなした。

デザインは自社で行い、施工をアドヴァンス企画(東京都中央区)に依頼した。施工費は6小間で約350万円。「展示会の一カ月前に発注したが、短期間でも対応してもらえた」(今泉さん)

毎年、デザイン案は4案を社長に提出するのが慣例だ。今回は「品質保証の総合デパート」という意味合いから、エレベーターガールの衣装でデパート売り場の様子を再現する企画も挙がったが、社長の「バットを振り切る」というポリシーからキャバレーに決まった。過去には「バグ霊退散」をうたい、神社風のブースで出展したこともある。

 


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