▲中国語で表記するブースも多かった

出展者の声 相次ぐ

レナード(東京都品川区)
三原孔明社長

美容機器や健康食品メーカーが出展する「ビューティーワールド・ジャパン」では、中国人来場者が増えたと話す出展者が多かった。脱毛機器を製造するレナード(東京都品川区)は、1台あたり400万円弱する商品を、会期前半の2日間で65台販売したが、そのうち15台が中国人との契約だった。フェイシャル機器のアーティスティック&シーオー(岐阜県羽島市)の近藤英樹社長は「4割近くは海外の来場者では」と話した。昨年までは2割程度の印象だという。トイレタリー関連商品を販売するビー・エイチ(東京都港区)の柴山副社長も接客した3割は中国人で「海外来場者が年々増えている印象」と話した。

主催のメッセフランクフルトジャパン(東京都千代田区)によると、全体の来場者数は3000人増えたが、海外来場者数の増減については1カ月先までわからないという。

会場には一般来場者の姿も多く、会場での販売を目的に出展する者も多かった。

対中売り上げも増加傾向

話を聞いた3社は、対中ビジネスを強化していることで共通する。

アーティスティック&シーオー(岐阜県羽島市) 近藤英樹社長

年商20億円のアーティスティック&シーオーは8年前から海外市場開拓に取り組み、今年の海外売上比率は5割を超えた。だが、3年前までは1割に満たず、この1年で急激に伸びた。会社の売り上げも比例して拡大し、3年前からほぼ倍増した。主力商品は単価10万円前後のフェイシャル機器だ。3年前から中国での代理店開拓を強化し、インフルエンサーを使った現地プロモーションも始めた。昨年火が付いた要因について「2つの施策が相乗効果を生んだのではないか」(近藤社長)と話す。

レナードも3年前に中国の展示会に出展し、現在、売り上げの1割を中国で売り上げる。美容サロン向けの脱毛機器を販売しており、展示会で開拓した代理店が唯一の経路だ。「売るべき相手に出会えば、商品説明をするだけで売れる」と三原孔明社長は手ごたえを感じる一方で、どの展示会に出ればいいのか、どこに自社製品を探すサロン関係者が集まっているのか、つかみ切れていない不安もあるという。

ビー・エイチ(東京都港区)
柴山靖文副社長

ビー・エイチは、昨年、中国市場を開拓するため高価格帯の化粧品ブランドを立ち上げた。中国に販路を持つ代理店を使い、化粧品部門の売り上げは今のところ1億円程度だが、毎月1000万円ずつ売上高を積み増している。中国の30代女性が、高価格の化粧品を購入するようになり、市場が拡大した。

3社とも商品はすべて国内製造だ。「中国で売るためには、日本製であることが必須条件」(柴山靖文副社長)。ビー・エイチでは、日本のサロンで使用されていることが中国での信用につながると判断し、国内サロンに商品を卸して実績をつくり海外展開を始めた。


おすすめ記事

【医療インバウンド】検診、日本で受けたい 中国人富裕層に口コミで広がる

中国人客、青森を目指す


国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

関連記事

コメントは利用できません。

 

おすすめ記事

グループ会社

全国賃貸住宅新聞社

ページ上部へ戻る