長谷川遼平のイベント取材日記(3)

イベントは広告媒体だ

さまざまなイベントで企業を見る中で、出展する理由は何かを必ず聞く。6年連続で『賃貸住宅フェア』に出展する、ポータルサイト運営のシースタイル(東京都中央区)の川合大無社長は「1つのイベントに出たことで受注できるのは、せいぜい10件程度。うちのサービスの場合、ネット広告からの反響の方が数倍多い。それでも、実際に会場で企業のロゴを見てもらい、名前を覚えてもらえることに価値がある」と話す。売り上げ数億円、社員数50名ほどの同社にとってのイベント戦略だ。

今年で創業70年目を迎えるソニーが12日、自らの歴史を振り返る『It’s a Sony展』を開催した。会場は、同社のショールームとして66年に竣工した『銀座ソニービル』。

日本人の多くが知るソニーだからこそ、解体工事すらイベントになりうる。このイベントの場で商品が売れなくても、企業を知ってもらえれば、それで十分なのだろう。 イベントに対して費用対効果を求めることは当然だが、その場での商談だけがすべてではない。

ネット主流の現在だからこそ、顧客に直接PRできる場は、イベントでしか成しえないものだと言えるだろう。


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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