専門サイトの販売総額年間44億円

手作りの雑貨やアクセサリーを作家が消費者に直接販売する市場が急拡大している。専用サイトの開設が相次いだことがきっかけだが、製作者と消費者をつなぐ新たな即売会も始まった。(一社)日本ホビー協会は11月10日から12日まで、パシフィコ横浜で衣服、雑貨、ジュエリー、革小物などの作家が出展する「Handmade MAKER’S(ハンドメイドメイカーズ)」を初開催した。

この市場をけん引するのは「minne(ミンネ)」「Creema(クリーマ)」などのネットサービスだ。「minne」を運営するGMOペパボ(東京都渋谷区)によると、11月時点で登録作家は29.8万人を超え、掲載作品数も439万点に達した。minne上での取引額はサービス開始から4年で年間44億円に達する。

普段はネット上で取引する製作者と消費者が、直接出会える機会としてハンドメイドメイカーズは始まった。毎年春に東京ビッグサイトで行われる日本ホビーショーを主催するのもホビー協会だが、別のイベントとして始めたのには理由がある。出展者と来場者双方の性質が異なるからだ。

ホビーショーの場合、手作りを楽しむ仲間同士が集まる要素が強い。今拡大する市場には、販売意識が強い作家と、自分が作る意識はない消費者が集う。商品を売りたい人と買いたい人がいるだけだ。

製作者に素材を提供するメーカーや素材問屋が中心であるホビー協会の会員も、ここ2~3年で市場が拡大していることを業績で実感している。「製作者を企業と個人で線引きする必要もなくなってきた。手作りの商品を製作する人が集う場として、拡大させたい」と日本ホビー協会の木村隆士副会長は話していた。

 


国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎

2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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