インフルエンサーと組む前に9

第一回「私も彼らに憧れた一人です」
第二回ファンコミュニティのつくり方
第三回彼らのお金の稼ぎ方
第四回ヒカキン 視聴者目線で楽しむ天才
第五回福井に「聖地巡礼」起こしたYouTuber
第六回事務所
第七回広告の目的は何?
第八回東海オンエア 万人受けではない人気者

第九回ラファエル

白い仮面。グレーのスウェット上下。一見して怪しいこのスタイルを常に守り続けるユーチューバー、ラファエルは、独特な関西弁のぶっちゃけ話で人気を獲得しました。これまで紹介したユーチューバーと大きく異なるのは、ファンの大半が圧倒的に大人だということです。

動画で公表しているプロフィールからただ者ではありません。つい最近まで不動産会社の営業として働きつつ、FXや不動産投資でも収入を得ており、YouTube以外の収入で年収億を超えているそうです。もちろん、それ以上の収入をユーチューバーとして稼いでいるわけです。高額収入を稼いだ営業マンが億超えユーチューバーになっていくサクセスストーリーを実際に生きていることが、彼の魅力であり、成功を勝ち取りたい学生や、若き起業家・経営者層、あるいは、男女問わず水商売系の方々に人気です。

そのプロフィールは、セルフブランディングのたまものともいえます。やんちゃなキャラクターが提供する動画は、ヤラセあり、手抜きあり、視聴者を金で買う企画ありと、他のユーチューバーの裏をかく内容が盛りだくさんです。中には、稼いだお金で、一千万円以上する高級時計を買ったりするような成金趣味丸出しの動画も投稿されています。

その真骨頂は、企業から持ち込まれた広告案件動画で見ることができます。例えば、男女に出会いを提供するマッチングアプリのタイアップ動画では、自らアプリで登録し、出会った女性と、食事をして、ホテルへ消えて行く…その一部始終を見ることができます。もちろん最後には、面白いオチが待っているので、バラエティー番組のように安心して見られるわけです。

あるいは、キャバクラやラウンジ(一昔前のクラブのようなもの)などの紹介動画もあります。笑いを織り交ぜながら、女性たちの魅力も上手に伝える内容はテレビの深夜番組と似た楽しさがあります。いやらしさがないことが、彼が人気を得ることができた最大の要因だと思われます。

アダルトな人気のラファエルを紹介したのは、インバウンド消費を獲得したいという自治体の方から、「ナイトタイムエコノミー」という言葉を聞く機会が増えたからです。外国人旅行者たちが夜の遊び場がないと言っているのは、私が改めて言うほどのことではありませんが、夜の遊び場が大事だとわかっても、自治体や、地域を代表する大手企業が率先してアピールするのは難しいかもしれません。
とはいえ、キャバクラや風俗がナイトタイムエコノミーの全てではありませんが、やはり外国人旅行者たちは、六本木に集まるという現実もあるわけです。もし、地域にそういう場所があるのであれば、インフルエンサーを使ってアピールする価値はあります。そんなとき、アダルトな世界を上手に扱い、大人のファンを抱えるラファエルを起用するのも面白いかなと思ったわけです。

ラファエルの1番のパートナーは、ヒカルです。昨年末に「VALU」という個人の価値を株式のように売買する新興サービスで炎上騒ぎとなり、ニュースでも取り上げられたことを覚えている人もいるかもしれません。ヒカルのファンも総じて年齢層が高く、二人は時に協力しながら、大人を楽しませるユーチューバーとして市場を開拓してきました。

そんな二人が所属する事務所がvaz(バズ)です。これまで紹介した「UUUM」所属のユーチューバーとは、少し違ったキャラクターがそろっています。

▲boost(東京都港区)辻幸範社長(28) バンタンデザイン研究所中退後、ブランドプロデューサーの加藤信之氏に師事しアパレル、WEBサービス、各社のブランド構築に関わる。 SNS投票によるコンテストイベント「モテワンコンテスト」の企画者

▲boost株式会社(東京都港区)辻幸範社長(28)
バンタンデザイン研究所中退後、ブランドプロデューサーの加藤信之氏に師事しアパレル、WEBサービス、各社のブランド構築に関わる。
株式会社テクサの企画担当。
テクサのネットプロモーションを加速するための、SNS投票によるコンテストイベント「モテワンコンテスト」の発案者。
株式会社テクサ
HP:http://tekusa.co.jp
twitter:https://twitter.com/tekusacojp

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