▲セメダインロゴ入りのクリップ

セメダインロゴ入りクリップ1万個

持ち帰りやすさと実用性

▲8人で1万個配りきった

「電子部品・材料EXPO」にて、電子部品や車載部品の接着剤を展示したセメダイン(東京都品川区)は、自社のロゴを入れたステンレスのクリップを配布した。持ち帰りやすさと実用性を重視した結果の選択だ。顧客情報の獲得を目的としていたので、8人の女性コンパニオンにより用意した1万個をすべて配布した。

ノベルティ配布による情報獲得は、同社の展示会戦略でも長く実施されている。これまでで最も話題となったのは、セメダイン風のパッケージを採用した歯磨き粉だ。
誰もが知る黄色のチューブの接着剤かと思いきや、中身は歯磨き粉というギャップが喜ばれたが、不謹慎ではないかという意見が上がったことから、1回限りで終了したという。

手当たり次第にノベルティを配布する戦略については「集めた顧客データから新規取引につながるケースも多々ある」(篠原泉氏)ということで、有効性が高いということだ。

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