言語サービス専門展を初開催

▲インバウンド・アウトバウンドを狙う企業に向けた言語サービスのみに特化した展示会

主催は施工会社46社が出展

インバウンド・アウトバウンド産業に向けた言語サービスの専門展「ランゲージ・ビジネス・ジャパン2017」が13~14日、池袋サンシャインシティ文化会館で開催された。イベント企画・運営はグリーンリビング(東京都台東区)で、46社が出展、2042人が来場した。

同展はインバウンド産業に向けた訪日外国人対応向け言語サービスと、海外進出の支援につながる言語サービスのみに特化した展示会で、今回が初開催。

主催したグリーンリビングの俵大輔氏は「日本で少子化が進む中、海外からの顧客を取りたいとか、海外へ展開したいという要望が増えている。一方で、日本人は相変わらず英語が上手でないことから、このイベントを思いついた」と語る。同社の本業はイベントでのディスプレイの施工だ。展示会を主催するのは初だという。「『グローバルビジネス支援』と『インバウンド言語支援』というキーワードでネット検索し、手当たり次第に連絡を取って出展者を集めた」と俵氏は語る。

来場者は製造業者やメーカー、自治体が多かった。インバウンド関連、卸、イベントの担当者が最新のサービスに足を止めた。出展したオイラ(東京都千代田区)は、通訳者とのマッチングアプリを展示した。英語やドイツ語、スペイン語などに対応し、リアルタイムで通訳も可能だという。通訳開始から1分間は無料で、その後は時間に応じて課金する必要がある。掲示板を通じて通訳者の予約を行うことも可能で、150種の専門分野から通訳者を選ぶことも可能だという。

 

同社のコチュ・オヤ社長は「展示会に出展するのは初めて。言語支援に特化した展示会は他に聞いたことがなかったので、出展を決めた」と語った。カシオ計算機(同渋谷区)は旺文社、毎日新聞社と共同で3月から実施している「英語応対能力検定」をPRした。販売・宿泊など6つの業種にわかれる検定で、PCやスマホから受験が可能だという。


p1050331

国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

新着記事

  1. 2022-3-22

    バーチャルオフィスの利用急増 oVice、提供開始から1年半で利用数2000社に

  2. 2022-3-18

    第43回 2年ぶりの日本への帰国 厳しい検疫を体験【今日の中国】

  3. 2022-3-8

    展示会からウェビナー営業に切り替え コストダウン・二次利用可で「費用対効果高い」【リード獲得100本連載】A・R・P(神奈川県秦野市)

  4. 2022-3-3

    DMM.com、2022年度も約60業種のオンライン展示会を開催【オンライン展示会】

  5. 2022-3-1

    認知向上のため新聞に広告出稿、DMMオンライン展示会では93社にリーチ【リード獲得100本連載】 画屋(大阪府豊中市)

  6. 2022-2-17

    オンライン営業が一般化 ウェビナーやウェブ広告からリードを獲得 @関西 総務・人事・経理Week

ページ上部へ戻る