インフルエンサーと組む前に3

インフルエンサーと組む前に

第一回「私も彼らに憧れた一人です」
第二回ファンコミュニティのつくり方

第三回 彼らのお金の稼ぎ方

インフルエンサーのお金の稼ぎ方は、大きく分けて3つの方法があります。

まず1つ目は、

動画プラットフォーム(YouTubeやLINELIVEなど)から支払われる報酬です。

各プラットフォームは優良なインフルエンサーを囲い込むためたくさんの人に見られた動画コンテンツに対して報酬を支払う仕組みを持っています。インフルエンサーの立場からすると、面白いコンテンツを作り、動画の再生回数や自分のページのお気に入り登録数を増やせば、視聴回数に応じて収入が得られます。

2つ目は、

企業から依頼を受けて動画を作り配信することで得られる報酬です。

広告を打ちたい企業側からすると、自社商品のターゲットをファンとして抱えているインフルエンサーに、タイアップ動画を作ってもらうことが、ピンポイントにターゲットを狙い撃ちできる、費用対効果の高い方法となる訳です。一般に商品紹介と呼ばれている動画の作り方で、日本で最も見られているユーチューバーのヒカキンさんは、この分野の第一人者です。扱われるのはコンビニ、Instagram、ネットニュースではやったものなど身近なものが大半で、映像では商品・サービスを実際に使用・体験した様子を編集してまとめています。視聴者にとっては、買う前に参考になる動画となるのです。

3つ目は、

投げ銭システムです。

路上ライブをするミュージシャンに投げ銭をするのと全く同じ仕組みを、面白い動画を作ったインフルエンサーに当てはめたものです。昨年から世界中ではやり始め、showroomのようなプラットフォームが日本でも日々認知度を高めています。
先に説明した2つの収入モデルと違うのは、コンテンツではなく、インフルエンサー個人に対してお金が支払われることです。
視聴者にしてみると、投げ銭は「アイドル育成ゲーム」とほぼ同じです。
頑張るインフルエンサーを見て、「彼・彼女が生活ができるように応援しよう」「インフルエンサー活動資金になったらいいな」という感情から投げ銭をします。

もし、そのインフルエンサーが一人前になっていけば、視聴者もステージを駆け上がることを追体験できる楽しみがあるのです。投げ銭システムは、視聴者側の「必要とされたい」「貢献したい」という欲求を捉え、急速に広がったように思います。投げ銭をすれば相手は喜び、感謝してくれます。プラットフォーム側も稼いだお金を自分の生活に使うだけでは得られない「貢献」という満足度が得られることをブランディングの柱にしているところもあります。

新しい資金調達の方法として、先に認知度を得たクラウドファンディグとも、よく似ています。インフルエンサーが動画を通してかなえようとしている夢を感じ取り、「力になりたい」「自分ができないことをこの人を通じて体験したい」そんな思いを形にするプラットホームもあるのです。

 

☆モテワンコンテストHP:https://www.mote1.jp/

株式会社テクサ
HP:https://tekusa.co.jp
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▲boost(東京都港区)辻幸範社長(29) バンタンデザイン研究所中退後、ブランドプロデューサーの加藤信之氏に師事しアパレル、WEBサービス、各社のブランド構築に関わる。 SNS投票によるコンテストイベント「モテワンコンテスト」の企画者

▲boost株式会社(東京都港区)辻幸範社長(28)
バンタンデザイン研究所中退後、ブランドプロデューサーの加藤信之氏に師事しアパレル、WEBサービス、各社のブランド構築に関わる。
株式会社テクサの企画担当。
テクサのネットプロモーションを加速するための、SNS投票によるコンテストイベント「モテワンコンテスト」の発案者。
株式会社テクサHP /  twitter

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