ゲーム、アニメ、映画…コンテンツ産業で産業振興へ

TGS2017

▲松戸市はTGS2017にも出展

ゲーム、アニメ、映画…コンテンツ産業で産業振興へ

ゲーム産業の市場が拡大を続けている。情報メディア「ファミ通」の調査によると、2016年のゲームコンテンツ市場は世界で8兆9977億円に達している。中でもデジタル配信ゲームは前年より10%以上増加した。

こうした拡大を追い風に目を向けているのが、地方自治体だ。9月21~24日に幕張メッセで開催されたゲーム産業の総合展示会「東京ゲームショウ(以下、TGS)」に出展したのは、千葉県松戸市だ。同市は昨年3月に地元のコンテンツ制作会社などを支援する「松戸コンテンツ事業者連絡協議会」を発足。ゲームクリエイターや映像制作会社、デザイナーなど約30社が参加した。

「もともと松戸市には中小ゲームメーカーが多数ある。こうしたコンテンツ産業に取り組む企業は個人事業主も多く、展示会の出展費用の補助や、合同出展を取り持つことで、企業のPRを支援している」と話すのは、同協議会の吉澤亮太氏だ。TGSへの出展は今回で2度目。他にも同人誌見本市のコミックマーケットなど、年2~3件の展示会の出展を支援している。

松戸市は東京都に隣接するベッドタウンとして多数の住宅がある街だ。市街化率は72.5%に達しており、新たに工場などを開発するための大規模な土地はほとんどない。
一方、コンテンツ事業は大規模な設備投資が必要なく、スモールビジネスとして起業しやすく、異業種とコラボレーションしやすい。吉澤氏は「今回のTGSに出品した『ビットゲームメーカー』は今年5月にリリースしたタイトルで、約3万ダウンロードを突破した。こうしたコンテンツ産業を支援することで産業振興につなげ、松戸市をコンテンツメーカーの町として定着させていきたい」と語る。 他の自治体もコンテンツ産業支援に注力を見せている。

京都市は数年前から漫画、アニメ、ゲーム、映画などのコンテンツ産業を支援するため、見本市の開催や人材育成、商品化サポートなどを実施。仙台市も地元ゲームクリエイターが参加する「グローバル・ラボ・仙台」を立ち上げ、TGSなど展示会の出展を支援している。 京都市は「コンテンツ産業は市場も拡大を続けており、異業種とのコラボにより他の産業に広がりを見せる可能性も高い」と語る


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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