▲アウトドア関連商材が並ぶ体験型のイベント「アウトドアデイジャパン」は、毎年東京、福岡、札幌で開催する

女性ファンの拡大が下支え

キャンプの愛好家が集まる「アウトドアデイジャパン」に多数の来場者が集まっている。東京・代々木公園で4月8、9日に開催した今年のイベントは、雨天にもかかわらず10万2640人が集まった。イベント来場者の動向は、出展者の増加による部分が大きいが、そもそもキャンプを楽しむ人が大幅に増えているようだ。

キャンプ市場は拡大している。(一社)オートキャンプ協会(東京都新宿区)によると国内に1299カ所あるオートキャンプ場の利用者数は、2016年、830万人だった。90年代のブーム期には1500万人を超えたが、96年を境に減少が続いた。だが、13年に反転し、その後4年で100万人増加した。(下図参照)

▲オートキャンプ参加人口の推移

利用者が増えている背景には2つの要因がある。

一つは女性愛好家の増加だ。SNSで呼びかけあった女性たちが、おのおの一人用テントと寝袋を持ってキャンプ場に集う「女子キャンプ」が頻繁に行われているという。

彼女たちが、キャンプ道具を購入するきっかけとなったのは、音楽フェスの存在が大きい。音楽フェスは宿泊施設のない場所で数日間開催される。そのために道具を買った人たちが、キャンプの楽しみを知るようになった。

もう一つが、ブーム期に親に連れられアウトドアを楽しんだ子供たちが20年を経て親となり、今また子供たちとキャンプ場にやってきていることだ。

また、15年以降「グランピング」と呼ばれる新しいアウトドアレジャーの形が広がり始めている。これは、キャンプ設備をすべて備え、場合によっては食事さえも提供されるもので、ホテルが屋外にグランピング施設を設けた事例もある。

海外から、日本のアウトドアを楽しみにくる観光客も増えている。北海道・富良野にあるキャンプ場では、年間利用客の17%が外国人だ。その7割を占めるのが台湾人でキャンプや、アウトドアでのレジャーを目的に来日している。

また、米国に本社を置くキャンピングカー専門のレンタカー会社も昨年海外の来日観光客向け事業を始めた。開業後初めての夏を迎え、今年は欧州からの利用者が多かったという。

一般社団法人 日本オートキャンプ協会(東京都新宿区) 堺廣明事務局次長(53)


国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎

2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

ページ上部へ戻る